レビュー一覧

この作家さんのお話は、どれも胸がギュッとするほど切なくて大好きです。この話ももちろん好きなのですが、リンクス版の前に出ていたハイランド版から、大人の事情とやらで基本設定が一つ変わってしまいました。それが違うことで、受けの健気さや受けの兄のブラコン加減が全く変わって感じられるので、少し残念です。今はない出版社のため、もう流通していませんが、見かけた方はぜひそちらも読んでほしいです。リンクス版には後日談がつくので、両方読むのがおすすめです。

王道です。お話は好きですが、この作家さん、とにかく焦れったい話が多くイライラする方がいるかも。受けが、なぜ、ここまでネガティブなのか理解に苦しみます。

よくあるみんな片思いという設定ですが時間が解決してくれました。

前半の真島を騙して思いを遂げた事や真島の好きな相手を知ってるから、わざと嘘をついてるところがいじらしくてかわいかった。でも、その事を白状して真島からは好きだ愛してると求愛されてるのに、頑なに拒み続けてる姿がしつこい。さらに、大学まで来た真島とのやりとでも亨を引き合いに出してまで拒んで、好きだと言ってる真島を信じず悲しみに自己陶酔してる琳の姿にうんざりして、読むのを止めてしまった。

「左隣にいる人」が面白かったので購入してみました。他の方のレビューを信じて良かった！ただ、かーなーり焦れったいですね。この二人。受け君の自己評価が低い故か、いくら好きと言われても信じない、挙げ句の果てには逃げてしまう…あぁぁ焦れったい！早よくっつけ！と言いたくはなりましたが、後日談は甘さMAXだったので良かったかな。

早くくっつけよ！と思うストーリー。お互い好きなんだけど受けがまだ高校生で多感だからか、それは攻めの気の迷いだ、とずっと思ってて、攻めよく耐えてモノにしたなー、と褒めてあげたくなりました。

琳の片思いの相手は兄の親友。その兄の親友が片思いをしているのは自分の兄。という一方通行のまま体だけ繋がってしまった二人のお話です。2人が心を通わせ、本格的にくっつくまではちょっとモダモダしますが、その前からずっと甘い2人でした。それにしてもいつから兄は2人の関係に気づいてたんだろう？あとSSで出てきた高階の片思いの相手が気になります。

王道ですね…受の切ない感情がひしひしと綴られています。あまりにも繰り返し書かれているので、同じページかと思うことが多々あり、読んでいて切ない感情が薄れてきました。最終的にはハッピーエンドです。この作家さんは、このようなストーリーが上手いのですが…これはやり過ぎかと(笑)

王道の身代わりの恋人ネタ。完璧な兄とそっくりな弟、兄に恋する兄の友人、これが揃えばもうわかるな…？というストーリーなんですが、王道は王道だからこそいい。ツンツンしてるようで健気な受けが愛しい。ただレンタの説明で購入したんですが、はじまりの視点が攻めなので攻め視点の説明文にしては…？説明で盛大なネタバレしてるような気分になりました。ともあれ内容は大変好みの作品でした。健気受けが好きな方は是非。