レビュー一覧

表題作が前編後編で2本、短編2本、表題作の後日談1本という構成です。表題作では、百々地(ノンケ)の友人(実は百々地に恋してる)鳩宿に対する気持ちの移り変わりや葛藤が丁寧に表現されていて、それが「ノンケが同性に恋をする」というたわいないストーリーをレベルアップさせているんだろうなと思いました。巻末にある2人のその後のお話では身体を繋げるまでが描かれるんですが妙にリアルでよかったし、ラストの2人が幸せそうなシーンはほんわかしたし印象に残りました。短編2つのうち『いじけたアヒルの恋』は高校生の幼馴染み同士の話で軽めながらも爽やかでまずまずよかったです。が、お金持ちで容姿がいいものの孤独な社長×社長を遭難から救い社長に惚れられ且つ惚れる農家の男が登場する『からすがなくから』は読後何にも感じるものがないというか、あっけなく面白みもあまりなくちょっと残念な作品でした。全体的に見て48hレンタルがあればベスト、無期限であってもチケ4くらいなら適当じゃないかなあという感じですが、表題作が予想していたよりずっとよかったこともあって★は甘めの4つ。

表題作のみの評価で、面白かったです。受けがあまりにも可哀想＆切ない。ハピエンなので良かったですが。攻めは悪気なく率直な性格で、友達も多く、バンド活動もしています。受けは普通の男子高生で、健気ではありますが他でよく見る女々しさとかはあまりないです。むしろ記念日やプレゼント等をさり気なく、男らしく渡すような人。結ばれたあと、なかなか本番に進めず悩む二人が可愛い。気になったのが、表紙のデザイン。某俳優と有名演歌歌手の同性愛がすっぱ抜かれた時に撮影された状況と、よく似ている気が…。

表題作もいいですが、短編も読み応えがあります。高校生CPは、両思いになるシーンが衝撃的で、受けに一途な攻めが素敵です。素直でおバカなヒナだけど、受けが呼べばすぐ駆けつける。何よりも大事なのが伝わります。また、農家と社長もこれまたいい。続きがあれば読みたいです。表題作は、お互いの気持ちを再確認して最後につながるまで、目が離せなくてきゅんとしました。

じゃのめ先生のファンで、書籍で待ってます。表題作は、攻目線で進んでいったストーリーが、後半で受目線になり、答えが分かるという展開で素敵です。

何か。新鮮！いやいやよくある話かもだけど、凄くきゅんとした。ゆっくりお互いの気持ちをなぞりあうみたいな、そんな恋。すれ違って、引き寄せて、貪りあいたいのを、自覚して…、｡ああ、もう、ほんと、よかった〜！

表題作も、短編も良かったです！表題は、受けがクールっぽい感じだけど気持ちを伝えあった時のデレがすごい可愛かった。短いながらも、好きだと自覚する前と後の戸惑いや葛藤など、攻めの気持ちの揺れ動きなどがしっかり描かれていたし、付き合った後の話もあるので十分満足いたしました\( ˆoˆ )/同級生の方は、とにかく2人共可愛くて微笑ましかったです。全体的に、なんとなくちょっと照れ臭いセリフとか多い気がしたけどそれも良かったです。

全体的にわりとよかったですが、表題作は百々地の思考回路がいまいちだな・・・モノローグが説明しすぎてるのかもしれませんが、感情移入できませんでした。鳩宿は一途だしモテ男要素もあっていい感じです。

表題作の他に短編が２話。表題作が良かったです！！表題作だけなら☆5でも良かったのですが、他の短編の方が好みに合わなかったので☆を1つ減らしました。なので、表題作ばかりリピ読み(笑)。

自分の気持ちを無自覚でお話が進んでいくので、面白かったです、

鳩宿のほうから好きと言ってきたのに、あまり興味のなさそうな様子にモヤモヤしたり嫉妬したりする百々地。よくあるストーリーだけど、鳩宿が健気で受けだけど彼氏力高くてかっこいい。表題作以外に、2つ短編が入っています。