レビュー一覧

大人気・浅見光彦シリーズのコミック版。イッキ読み版もあるので注意。文字ではわかりにくい旅先の景色等が絵で表現され、旅情を感じ取れるのがコミックの良い所。掲載作の藍色回廊殺人事件は連続殺人と人の愛憎が描かれた作品。徳島を舞台にした旅情サスペンスでありつつ、愛憎劇も交えて描かれる意欲作。大金が動く巨大な闇に光彦が迫る。

原作のミステリー設定がしっかりしているからよくできてる。

浅見光彦シリーズは社会問題をテーマにした作品が結構ありますが、これは断トツで身近な問題だと感じました。相変わらずヒロインとは恋愛に発展しないのはお約束ですよね。光彦、頑張れ!!(笑)

浅見光彦シリーズが好きでテレビでみたり文庫で読みました。テレビや文庫と違いダントツで性格が悪かった。素敵な女性を見てナンパ(ストーカー？)しかも断るとイヤな女性扱い。マンガならではの表現だと思いますが、お得な100円レンタルでなければがっかりです。

内田康夫さんの作品は、しっかり時間を取って読みたいので、これもいつか読みたいと思いながら、今日まで読めるチャンスがありませんでした。ほかの作品だと、ヒロインが登場して、浅見クンともいいところまでいくのが、お約束なのですが、今回は微妙に違いました。それぞれに、悲しみと深い情を抱えた、とても素敵な女性たちが登場しています。でも、背景の美しい自然と、名もなく登場するお遍路さんたちこそが、実はこの物語の主人公だったのではないかな、と感じさせられました。

思っていたほど複雑な事件ではなく、わりと単純なストーリーでした。暇つぶしにはいいかと思います。

漫画で読むととても読みやすかったです！悲しい結末にならずホッとしました!!

藍色回廊と呼ばれる美しい自然の風景、そして吉野川の河口堰を巡る社会派ミステリー。内田康夫さんご自身も、この問題にかなり深い思い入れがあるそうです。そして美しい姉妹に降りかかる悲劇。「殺される」との一言を残した被害者の悲痛さがからまり、読み応え十分な作品になっています。稜敦水さんの作画がとても好きです。透明感のある人物像は浅見光彦シリーズの魅力をより引き立てるように思います。