レンタル51万冊以上、購入133万冊以上配信中!
指定したジャンルは検索結果に表示されません
年齢確認
この作者さんはミステリー系がいくつかありますけど、この作品もちょっとそんな感じ。いとこ同士で幼馴染で一緒にピアノを弾いていた二人。乃依はトラウマからやや心を病んで引きこもりながら、智哉は乃依の才能にコンプレックスを抱きながら、実は共に依存して過ごしてきた二人をある事件が襲い、それをきっかけにお互いの気持ちを表面化して結ばれるっていう流れです。台詞が多くてモノローグはほとんど(全く?)ないので、ドラマを見ているように流れていきます。ただね、二人を形成してきた現在までのシーンの積み重ねがほとんどだったりするので、甘さはちょっと足りない気も。最終的には結ばれますが、あからさまなHはありません。事件の犯人も含め、いいところに着地しているので読後感は良いと思います。
過去を振り返ると切なくなるけど優しい気持ちに包まれる爽やかな読後感に大変満足。
メインディッシュはサイコスリラー、BLはそれを引き立てるワインとデザートという感じのストーリー。でも、ワインとデザートがあるから、食欲がそそられ、食後の満足感も大きい。ほんの少し残念だったのは、お話の前半で、怪しい人物の見当がついてしまったことと、元カノの存在は必要だったのかという点。マイベストの「真水をすくう手のひらで」には星半分及ばないけれど、読ませる作家さんの持てる力を実感できる作品です。
なんか、表紙には惹かれなかったんだけど、読み始めたらあっという間でした。ピアノ好きにはおすすめします。
BL要素は半分くらいです。ミステリーや愛憎劇の方がメインかな。複雑な心情を丁寧に描いていて読みごたえがあります。シリアスやダークな中にかわいくてコミカルなとこも散りばめられていて読みやすいし、ハッピーエンドで読後感もいいです。ただ個人的にラッブラブあっまあまなのが読みたかったので−1で。
レビューを表示する
この作者さんはミステリー系がいくつかありますけど、この作品もちょっとそんな感じ。いとこ同士で幼馴染で一緒にピアノを弾いていた二人。乃依はトラウマからやや心を病んで引きこもりながら、智哉は乃依の才能にコンプレックスを抱きながら、実は共に依存して過ごしてきた二人をある事件が襲い、それをきっかけにお互いの気持ちを表面化して結ばれるっていう流れです。台詞が多くてモノローグはほとんど(全く?)ないので、ドラマを見ているように流れていきます。ただね、二人を形成してきた現在までのシーンの積み重ねがほとんどだったりするので、甘さはちょっと足りない気も。最終的には結ばれますが、あからさまなHはありません。事件の犯人も含め、いいところに着地しているので読後感は良いと思います。