レビュー一覧

うわぁ。ときめきをぶっこんできましたね。素敵。先生への初恋、年下の男の子、意識されてるクラスメイトとのほのかな恋(あれも恋よね)。京山さんにしては珍しくあっちにもこっちにもフラフラしちゃってる主人公ですが、傷ついて少しづつ経験して、一生懸命恋をしている子がいじらしかったです。どこに行くのか最後までわからなかったですが、これ以上ないくらいの素敵なお相手と結ばれますので、ドキドキしながら読むのもいいかと思います。ネタバレには気をつけて、ゆっくりお楽しみください^^

うん、もうなんて言うか変態！（いい意味で）変態！！（いい意味で）読んでる方がいたたまれなくなります（いい意味で）。主人公がとろくてじれったくて、でも愛すべき変態で、弟に感じ悪〜とか思っても実際にこんなお兄ちゃんがいたらこうなる気持ちも分かるというか。あと笑っちゃいけないんですけどシュウくんとの人違い告白シーン、あ、戻るんだ？とか、あの絶妙な間がもう…！なんか読んでる最中はずっとやめてーもうやめてーもっと理性を持ってー！とか叫びたくなってました。面白いだけじゃなく切ないし（むしろ切なさが強かったり）、あと引田君のその後もちらりと分かったり、私としては☆５の価値はあったと思います。

作者買いしました。新作待ちに待ってました。野球部シリーズの3作品が大好きだったので、あの引田君の学校が舞台なのもうれしいし、しかも引田君が先生になって野球部でちらっと！もう、また聞こえない声から読み返しちゃいました。 今回の主人公は変態さんですが、京山さんの作品に描かれる変態さんは、どこか哀愁を帯び憎めないいやむしろもっとその心の中みせて！と思えるような人たちです。普通の人じゃ物足りなく思えてくるこの不思議さ。タケルの危なっかしさ、可愛そうな目にあったらどうしようとハラハラドキドキ。最後はハッピーエンドでよかった。あと、引田君溺愛の今井さんはどうしてるのか気になって仕方がありません。京山さんの作品には奥行きや読んだ後の余韻がありますね。

作者買いです。色んな意味でお尻がムズムズする作品でした。主人公に次々と降りかかる羞恥プレイに(半分は自業自得なんですが)読んでるこっちが悶えます。。涙あり笑いあり変態あり。誰からも可愛がれる弟に対する兄の劣等感には共感する部分もあり、切ない気持ちになりました。最後はハッピーエンドです。

主人公が魅力的！ふんわり系な作画に不思議ちゃんオーラを漂わせた儚い系の変態ビッチ！！大好物です。ラストは一周まわってハッピーエンドになって良かった！！ぜひ続編があれば先生の心の傾きを読みたいな〜♪読み応えがあって今後は作者買いしてしまうかも！気に入りました。

ビックリな内容で、これはいつかまた読み返したくなると思い無期限にしました。何か凄い切り口で描かれていて、少年らしい羞恥プレイとか、男だから仕方ないのかな？性処理の相手の愛のなさに目を背けたくなったり。でもそんなに強くも要領も良くない主人公がゲイな自分を抱えながら生きて行く姿が痛々しいような、力強いような。気負ってない等身大の主人公を心から応援したくなります。最後本当にいい方と結ばれて…、そうなってくるとあんなシーンやこんなシーンがまたキラ星のごとく光り輝いて。素敵な作品でした。

ボーイズラブということを除けば、結構リアルな思春期の恋模様だと思います。あっち好きになったりコッチ好きになったり、好意を持ってくれた人にうっかり流されたり、結局告白もできなかったり。慰められて好きになっちゃったり。はぁー青春って甘酸っぱいわー、と遠い目になりました。。後半の展開は予想外でしたが、このお話なら全然ありですね。いい意味で期待を裏切られました。

　楽しいっちゃ楽しいし、笑えたし、ふわふわした主人公のキャラも魅力ありました。ただなあ、BLとしてはどうかなあと。ジャンルは全然違うけど、少女マンガの「キャンディキャンディ」を思い出しました。本命アルバート（あしながおじさん）と結ばれるまでに出てくる「アーチ」「アンソニー」が、主人公の弟の友人とか、ちょっと仲良くなったクラスメイトっていうところか。まあとにかく、高校の先生が本命だったわけで。惚れっぽい高校生はよくいますし、まあ楽しいので読めたのですが、これといって心に残るものはなかったというのが正直な感想です。弟の友人と両思いになったら、先生とは結ばれなかったわけだし……作り物の世界では、恋は相対的なものではなく絶対的なもの、という捉え方だと思うので、その真逆をいっているお話だと思います。

京山先生の作品は個人的に当たり外れが激しいのですが、今回の作品はとても好みでした。主人公が純真で繊細で泣き虫でとても可愛かったです。この独特な雰囲気は絵柄も相まって、なんというか・・・京山先生ならではですよね。主人公がめそめそ、くよくよしていても愛嬌があって可愛い。でもちょっと話の展開とカップリングは予想外でした。他の書評にあるけど、変態という程でもないなぁ・・・インターネット世代は変な疑似知識だけは豊富そうだから、ゲイを自覚した思春期まっさかりの中高生っていったらこれくらいはしそう(笑)

そんなトコに、そんなコトしちゃダメだろうって苦笑いしながらも仕方無いなって思っちゃう。不憫さが可愛いタケル。京山先生の作品は甘い場面ばかりでは無いのに優しさが漂っていて、読むと癒されるから好きです。今回も結構な変態くんなのに『頑張れー』と、応援したくなっちゃって。雪の結晶も形はバラバラだけど綺麗なのは変わらない。みんな違ってみんなイイってコトなんだろうなぁ。それを再確認できた話でした。オススメです。