レビュー一覧

心に染みる昭和の名作。絵柄が古かったり、ストーリー的にも若干ステレオタイプ感は否めませんが（両親と死に別れ、身寄りもなく、中学を卒業して住み込みのお手伝いさんをしている女の子が、日本舞踊の家元の御曹司に見初められ・・・ってどんだけー！）、とにかく主人公がイイ！明るくて何があっても前向きな若子が、周囲の悪意や恋の痛みに涙を流すところは思わずホロリときます。この若子シリーズは全6巻なので、願わくば全巻入荷してほしいです。お願い、Renta!さま！個人的に私が一番好きなのは5作目の『あっぱれ皐月』収録の「降りしきる花の下」です。コメディと侮るなかれ、恋愛だけでなく一人の人間の成長記としても、今の作品にはない秀作だと思います。おすすめ！

絵柄はやっぱり古かったり展開もなんだかんだ言ってハッピーエンドで、ご都合主義と言われればそれまでですが、大人になって読んでみるとなぜ貴公子のような暁が、この「平凡な」若子を選ぶのか、わりと納得できます。上辺だけを真似したような数多の少女漫画の展開にはない芯の強さが見られる気がします。

懐かしいです。当時、「ぶーけ」で読んでいました。地味めな絵柄で内容は古典的なラブコメですが、多くの方に読んでいただきたい良質な佳作です。今回再読して、改めてその良さに驚かされました。

久々に読みましたが、ドタバタコメディで笑えます。ストレス解消にはいいかも！