レビュー一覧

面白かった～！一巻無料キャンペーンだし、と思って軽い気持ちで読みました。古代SFというか神話風SFファンタジー？と言うのでしょうか。姿ある神々（善悪）の戦いに巻き込まれた、姿無き神々を信仰している民の鷹野、トウコ、青比古。戦いの中で自分達の進むべき未来への道を決める事になるんですが「この現代で私たちが姿無き神々を信仰しているのはこんな事があったのかも」 なーんて思わせてくれる。登場人物が魅力的だし、鷹野とトウコ、青比古と桂がどうなるのか気になって一気に買って読んじゃいました。途中までSFなんて無いじゃん？とも思ってたけど、ちゃんとSFだったし、話が凄くしっかりしてる。

紙媒体で、通常コミック版と愛蔵版と文庫版持ってます。星雲賞受賞作品、和風SFファンタジーの名作です。ハマる人はどハマりすると思います。勿論ハマりました。この作品も、少女漫画の枠には入り切らないと思います。言葉ひとつとっても、妥協が無い。最高の言葉を絞り出したセリフまわしで、作者様の全力が伝わってきます。ラストは圧巻、あのラストしか無いです。連載が打ち切りになってかなり大変だった中、全身全霊を込めて描き切られた作者様の信念と早川書房様に感謝です。画風は少々古く、綺麗ですがクセがあるので好みが分かれるかなと。でもコミック版の表紙も愛蔵版の表紙もカラーは素晴らしいです。今ならデジタルでも描けるでしょうが、全て手描きです。ラストの龍も凄い。細部までのこだわり、職人技です！和製ファンタジー好きだけどちょっと絵柄が苦手かもって位ならご一考下さい。ただし、辛く悲しい話も容赦無くあります。私は俄然、トウコ・鷹也より青比古・桂派なので、ラストはもう堪らなかった…！今、横にあるのに、電子も買ってしまいそうです。

新刊を楽しみにしていた学生時代から。最後どうなったのか…ずっと気になっていました。こうして名作に再会できたこと嬉しく思います。

初めは、絵も好みじゃないけど無料だから…って軽い気持ちで読んだけど、出会えた事に、Renta!に感謝。ネットで紙媒体を探して全巻購入しちゃいました。「古き良き日本」や「和」が好きな方、男性、食わず嫌いしちゃう人にも、お勧めしたい作品です。

若い頃、夢中になって読んでました。またここで出会えるなんて嬉しいかぎりです。あとがきで電子化にあたり、海外にも出るとか。ラストで神は一神にあらずと言い切っており、キリスト教、イスラム教圏の方々にはどのような反応があったのでしょうか。ちょっと知りたい気がします。話は壮大でどっぷりとつかれます。大好きな作品で星10個つけたいです。

友人の薦めて、三年ほど前に紙版で読ませていただきました。少女マンガの枠からはみ出た超大作で、神という存在について考えさせられます。ガッツリファンタジーだと私は思っていて、ずっと苦手意識があったのですが、食わず嫌いはいけないとはっとさせられた作品です。個性的な登場人物たちも魅力的ですが、伏線が巡らされたしっかりとした世界観に、私はやられました。絵柄は多少の好き嫌いはあるかな？とは思いますが、読んで見てほしい一冊です(^-^)

長い話なので1チケで読めて本当にありがたかった。連載中にも読んでいたのですが休載や買い忘れで話が飛ぶと？？？になって全体が追いきれなかったので。ここで一気に読めて改めて、この時代の少女漫画のＳＦは素晴らしかったなとしみじみ思いました。美しい画なんですが描線の硬さが好き嫌い分かれますね。

独特の世界観たっぷり。最後まで一気に読んでしまいましたが、読了後にもう1回じっくり読みたくなる作品です。個人的には、作者の漫画とは全く関係のないあとがきも面白かった笑

豪華装丁版持ってます。水樹さんの過去作品に戦後苦しむ青年と無垢な少女のお話がありますが、それに通ずるテーマがあるように思います。人は善悪併せ持つ生き物。何を選ぶかは本人次第。個人的に納得のいかない部分もありますが、壮大なストーリーに引き込まれます。大好きな作品です。

神話系ファンタジーが好きな方におススメ。深く考えさせられる部分もあり、伏線もたくさんなので、何度読んでも新しい発見と感動があると思います。1チケットなのも手軽にレンタルできていいと思います。1チケットだし暇つぶしに・・・と思って読み始めたらハマってしまい、結局15巻一気に読んでしまいました。読み終わったあとはしばらく放心。神話の世界にココロが持っていかれてしまいました。前の方も書いていらした方がいらっしゃいましたが、今私たちが知っている、神社や神様たち・・・、もしかしたらこんな物語があったのかな。。。なんて考えてしまいます。ずっと手元においておきたい・・・と思わせてくれる本でした。