レビュー一覧

作者買いです。梅太郎さんの魂の奥深くに響くような作品が大好きです。この作品は短編集です。魂が時代をさかのぼるとか、生き霊となって現れるとか、幽霊となって現れるとか不思議なお話ばっかりです。怖い話はありません。切なくて、でもハッピーエンドなお話です。

マンガ版「世にも奇妙な物語」です。ありそうでなさそうで、でもないとは言い切れないような話の詰め合わせ。ＢＬ要素はキモだけど薄目って感じです。サンプルの話は長めでタイムスリップする話ですが内容は軽め。最後に載っている話は戦死した祖父と高校生のつながり話で前後編（になっていたかな？）。わたしは切なくて泣けました。全体的に若干わかりづらいところもあるのですが雰囲気重視に読まれることをおススメします。幽霊描写は一個あります。叔父の家に居候というお話がそうです。苦手な方は読まなくても超短編なので損はないと思います。私も苦手ですが恐怖マンガではないのでサラッとみることができました。数コマ程度ですし。どんな形であれ一応全話ハッピーエンドです。余談ですが梅太郎さんは絵がうまいようなそうでないような奇妙な作家さんだと思います。ドキッとするような色気のある表情も描かれるのに、あきらかに造形が歪んでるといえる顔をキメ顔にしたりします。基本的には上手な方です。ほぼレンタさんででている作品は読んでいますがどれもそうなので不思議な方だなぁと思っています。でも胸が締め付けられるようなお話が多いので読み始めるとやめられません。

紙で持ってます。梅太郎先生は大好きで全て持っています。人によってはモヤモヤ感が残るかも知れませんが、「どうにもならない切なさ」を描かせたら最高の作家さんです。そういった意味ではBL 上級者向けであり、高い世代向けの作家さんです。基本的にHは重要ではありません。かなりの頻度でデッサンも狂います。そこが引っ掛かる人は梅太郎先生は読めません。何度も手にとって読み返したくなり、読み返すたびにイイ作品だな…と感じる作家さんです。

お話がどれも不思議な感じ(ほんわか怪談と言って良いものかどうか…)で面白いです。こう言う怪談チック？なお話好きなので満足ですが、全てのお話をもう少し深く掘り下げて一話を一冊にしてくれたら…とも思います。…いや、短編だから良いのかな…？(悩)

ストーリーを読み取るのが少し難しい方もいると思います。普通のお話をお求めの方にはオススメしません。

千束X波平、社長…シリーズにハマって少しずつ読んでます。本作は他に無いチョット不思議な話の短編集でした。シリアスと少しオカルトチックで時空を越えてのラブストーリー。時間貸しで読めるので試してみてください。たまにはこんな梅太郎さんもイイかも。

タイムリープや前世の繋がり(？)、幽霊話などちょっと不思議なお話ばかりの短編集。ちなみにエロはナシまたは朝チュンレベル。幽霊のお話が普通に恐かった。

作者買いです。いつもの感じとは違って、不思議なお話（怪談？）ばかりでした。でも怖さはありません。最後のお話は不覚にも嗚咽が出ました。今も涙が出てきます。

絵は余りこのみでは無かったのですが、ストーリーは面白かったです。ちょっと不思議な短編集です。

今回の作品は過去に統一してますね。切なさたっぷりの先には大きな幸せが待ってる。とっても心暖まる話でした