レビュー一覧

継父の借金を清算することを秘密にしつつ、偽りの結婚の報償として大金を受け取ったヒロイン。数年後、別の人と結婚するためにヒーローへ離婚請求書を送ってみたものの…。読み進めているうちにこの話はコメディなんだろうか？と思えるほどヒロインのあたふたぶりが書かれてます。途中でヒーローへの愛に気がついて悩んで涙して、お互いの気持ちが重なってハッピーエンド。ストーリーは軽く読めるものなんですが、翻訳がちょっと変。ヒーローのセリフはくだけた口語で書かれてるのにヒロインのセリフは『です、ます』調で、一気にシラケます。日本人と慣れない外国の方との会話みたい。やっぱり翻訳家にも文章力がある方をお願いしたいです。

18歳のヒロインと30歳のヒーローの便宜結婚から6年後のお話。すらすら読めます。ヒロインは婚約者と結婚するためにヒーローに離婚を申し入れます。ヒロインは美しい肌に金髪に緑色の瞳の美人。ヒーローが心を奪わるのはわかります。でもヒロインが誘惑にすぐ流され自分から大胆に迫るとヒーローが冷めるという繰り返しとヒロインの嫉妬心が態度に出てヒーローがなだめる感じが好みじゃないです。ヒロインにはもっと凛として欲しかったかな。あとヒロインの服装の趣味が疑問。優雅に着飾った装いが「くすんだ橙色のスーツに黄土色の帽子に茶色のバッグ」「茶色のベルベッドのドレス」「黄土色の純毛のスーツに茶色の革のバッグ」「茶色のビロードの服」など。どんだけ茶色と黄土色が好きなんだこのヒロイン。黄土色の服って24才では地味だろうと思いました。ヒーローよりヒロインがメロメロって感じでした。