レビュー一覧

大人気・浅見光彦シリーズのコミック版。文字ではわかりにくい旅先の景色等が絵で表現され、旅情を感じ取れるのがコミックの良い所。砂冥宮は三浦半島をスタートにして、石川県を舞台に光彦が謎を追う。石川の古い事件を題材に、それに絡めた古い因縁が明らかにされるが・・・。

浅見光彦ミステリースペシャルシリーズ大好きです。

ドラマでやっていた作品らしいのですが私は観たことがないので借りました。やっぱり浅見光彦シリーズは面白いなぁと再確認しました。

浅見クンが地道に謎を解いていく過程から、目が離せない。いろいろな立場の人たちから、少しずつ手がかりをつかみ、真相まで。最後の真犯人逮捕劇の様子も、大満足。悲しみを抱えたまま無念に命を散らせた人たちの人生たちを、遺された人たちの、世代を越えた友情で、爽やかにストーリーを閉じているのも良いですね。ただ、絵柄の好みは分かれそう。

浅見ミステリーの中でもとてもいいと思いました。長編でも最後まで楽しんで読めました。

しっかりミステリーで面白い。絵も可愛い。可愛すぎてお年寄り感薄れて時代の幅が薄くなるのがもったいない

小説とは違い漫画だとあっという間に事件解決な気がします(^o^;)漫画の浅見光彦はイメージ通りでしたが、老人男性がイマイチしっくりきませんでした…

輝くような青春の日々が一転して悲劇となる。残された者は死者の思いを背負って生き続ける。その生き方は子供にも、孫にも受け継がれていく。久々にまともなことを考えてしまうようなストーリーでした。今回も稜敦水さんの作画で良かったです。