レビュー一覧

サンプルをみて、意外と面白そうと借りてみました。人情話で、けっこうホロリとします。ただ、主人公が17歳の女の子なのに、絶対的に清く正しく強くあるので、感情移入はしずらいかも。バスガールの日常の中の事件を扱う作品ですが、最後の原爆の話は、むりやり感がありました。ちょっと扱うには大きな題材で未消化というか。戦後すぐなので、深刻な、暗い話が多いです。爽やかな話も2つほどありましたが。繰り返し何度もは読まないので、48時間でよいかも。戦後の状況の資料、勉強として。また、がんばるって気持ちに前向きにさせてくれるしょとして、おすすめです。

今にも、戦争やむなし！と言い出しそうな世の中で、戦争って終わってもこんなに辛い傷を残すんだよ、と知らしめる良い作品。明るく進む日もあるけど、辛さに悔し涙する日もたくさんある。それでも生きていかなきゃだけど…若い子、読んだらいいかも。

司書です。移動図書館のくだりは正確です。もう故人が多いですが、私の知っている、昔、司書をやっていた方の中には何人も監獄に入れられた人がいました。それくらい戦争は国民の自由を奪っていたんです。令和の時代になり、直接的に戦争の体験のある人も、また、そういう人から直接、話を聞いた人も、どんどん減っています。こういう本は皆さんに読んでほしいです。

主人公の女の子がどんな状況にも屈せず明るい子で、とても心が温かくなるお話ばかりでした。

絵に惹かれました。戦後の空気を感じられる作品です。ヒロインがバスガールとして自分らしく前向きに働いてゆく日常が描かれています。人を羨んでいては出来ない仕事、この言葉が、ずしりと心に響きました。1話毎に胸が熱くなりました。ただのレトロでは終わらない、内容の深い素晴らしい作品です。

ほのぼのというかしみじみとした気分になります。バスガールという職業に偏見があったとは。

女性のことを「このメタが」というこの時代が嫌いです。必死に生きる主人公の姿に胸を打たれました。

戦後の辛い時代を過ごしながらも、頑張る人たちの姿が勉強になりました。涙が出るお話もありました。

戦後についてはもちろん、仕事の意義についても考えさせられる良作だと思います。

一話完結なので、サンプル読んで気になったらレンタルしても損は無いと思います。時代も古いけど、その当時の事を角度を変えて知る良いきっかけになりました。