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ほとりのとばり
4.3
11件
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アイアイさん
4
2017-01-22
やさしいファンタジーです。この作者さんの作品を読むといつも思うのは、やさしいという感覚。最初のお話の上野君は、ちょっとどんくさい子で、努力をしてるのだけど残念ながらその成果が実らずいじけそうになる。クラスの秀才の十島君はちゃんと努力してる上野君の姿を見ていて好意を寄せているんだけど、その想いは夢の中で満たされればいいとあきらめている。夢の中で交流した2人だけど、先に夢の中ではなく、上手く言えなくても現実の世界で言葉にしないと意味がないと気付いて目覚めていく上野君の真っ直ぐな素直さがいとおしいですね。夢の世界に逃避してきて、でもやがて去っていく子たちを見守る夢の世界の住人もやさしい。睦月のお話が展開が最初ちょっとわかりにくかったのですが、じわじわとああいいなぁと思えてくる、やさしいファンタジーです。
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短編集だとは知らず購入して、少し、やってしまった！と思いました。私は最初の2人が特に好きでした。両片思い…応援したくなる2人で、もう少し長く読みたかったです。