レビュー一覧

わかばさんの話で涙してしまいました。わかばさーん、長生きして！

今回もまた涙腺崩壊でした。前半は２階に住む淫乱英語教師と元ヤクザのお話。このカップルがなかなか良くて、さすがはへび子さんだなぁと思っていたら、後半でさらにガツンとやられました。最後は真打登場、わかば荘のわかばママの過去が泣かせます。既に３回読み返しましたが、３回とも号泣。へび子さんはこういった人情物を描かせると天下一品ですね。こういう、画力とストーリーテラーとしての才がある人ってあっという間にＢＬから離れていっちゃうので、いつもさみしく思っているんですが、へび子さんは全くぶれずに男同士の恋愛として描いてくれるので嬉しいです。よく、ここまでのクオリティー作品はＢＬである必要性はないんじゃないかという人もいますが、あくまでも「男同士の恋愛」を読みたい人間としては、こういう才能ある作家にＢＬ界をけん引していってもらいたいんですよね。今若い世代の人でへび子ワールドがピンとこない人も、３０過ぎてからもう一度読むとたぶん感じるところが違ってくると思います。心の柔らかいところを鷲掴みにされたような、清々しい感動を与えてくれる貴重な作家さんです。まさに、プライスレス！

泣きました。ママとケンさんの話は、まるでひとつの映画を見ているような気持ちになりました。ママにとってケンさんは強く入られるための唯一無二の存在で、ケンさんにとってママは強くなろうと思わせてくれた唯一無二の存在。歳は離れていても、性別が同じであっても、人間と人間が幸せになるための話なんだなと、心が締め付けられるほど良い話でした。いつもこの作者様の作品は、読後感が幸せな気持ちにさせてくれますね。あーいつまでもこのわかば荘の住人たちを見ていたいと心から思いました。誰かを大切に想う故に選ぶ選択は、時につらく真っ先に自己犠牲の道を選んでしまいがちだけど、そんな弱いけど強く相手を愛する彼らが眩しいです。私も胸を張って今幸せだと言える生活を送っていきたい！この作品に出会えて本当に良かった！

僕の先輩からはまってずっと追いかけています。相変わらず素敵なお話を描かれる作家さんですが、この巻は一番好きかも。2Fの大人同士の恋も大好きでしたが、ママの話はそれを軽く超えていきました。作者さん自身も「このシリーズの中で一番最初にできた話」と言っているだけに、力が入ってます。僕の先輩の時も思いましたが、クライマックスを持ってくるのが本当にうまい。ぐわ~っときて気がついたら一気に滝のような涙でした。流行りのオシャレな感じの絵ではないけど、デッサンは確かですし、絵柄で敬遠されてる方にこそ読んでみて欲しい作品です。

まああれですよね。ハズレなんてあるわけないですよね。レビューとしてはまだ借りる前の方には「あらあら」と合わせてぜひぜひオススメです！の一言で、もうレビューなんか読まずに反射神経で借りた方へは萌えたよね！泣いたよね！！と感想を分かちあいたい！わかば荘、ママが大トリだったんですね。普通全員ゲイというのはちょっと引いちゃったりもするんですが、このママのおかげで全く違和感はありません（むしろ納得）。あーいいもの読んだな～！切なくて面白くて楽しかったです。

文句無しの★★★★★でしょ～！へび子先生最高！もっともっと読みたい、続いて欲しい～あぁ～最高っ！

羽生山ファン待望のわかば荘です。前作引き続き作者買いしました。わかばのママのサラリーマン時代のエピソードに涙しました。前作の“あらあら”続編で、いろんな訳あり住人のあつまっているわかば荘とわかばさん（ママ）のことがわかりました。そして、謎の住人の真相が明らかになります。今まで登場回数少なめな住人の鮎川先生は、色っぽくて鼻血でそうでした。近所にこんなママのいるお店があったらいいのになっと思っちゃいました。

最高でした…わかばママー！（泣）途中、読むのがつらくてつらくて、でも最後には、こんな形でそこ（ハッピーエンド）へ連れて行ってくれてありがとう、という作者さんへの感謝の気持ちでした。オチがわかったとか種明かしとかそんな野暮なことは言うもんじゃないぜ…？わかば荘のメンバーそろい踏み、リーマン長崎さんと騎手の大輔はほんの少しだけのご登場、若い二人のきゅんとする小話一つ、二階の大人二人のほろ苦セクシャルラブストーリー前後編で一つ、ママの過去話一つ、そこから現在に繋がってもう一つ。（大きく分けると三つですが）大人二人の話は、もう少し長く読みたかったなぁ。澤村さんのセクシャルな魅力を余すところなく堪能したかったです。いつかまた、この続きを。できたらずっと、読んでいたいと思えるほど素敵な作品でした。ありがとうございました！

ママのエピソードが予想を遥かに超える素晴らしっぷりでマジ泣きしてしまった…澤村さんはカッコ良すぎだし…とにかく最高でした

「あらあら」の続編です。前作で出てこなかった住人二人とママのお話(これがまたエエ)が中心。前作の住人もちょいちょい出て来ますので、前作も併せて読んで欲しい一冊です。今回は大人な鮎川先生とヤクザ風味な澤村さんのお話が入ってますが、これがまた…。先生の妄想も笑えつつ、澤村さんがめちゃカッコいい！羽生山先生の昭和な香りも(でもちょっと平成な風味も？)勿論いかんなく発揮されて、レトロで大人でエロも何だかエロい！独特な絵柄なので(画力は確かですよ！)サンプルでちょっとなーと思った方も騙されたと思って読んでください！私も始めはどうかなー、と思いましたがビンゴでした。ママの過去話は謎の料理人のケンさんとの馴れ初めで、これもまた良かった！ちょっと泣いちゃったよ…。とにかく前作併せて沢山の方に読んでいただきたいです~(*^^*)