レビュー一覧

こんなに素敵な作品なのに、何故かレビューが一件もないので…これは書かねば！！、と（笑）失礼ながら、飛びぬけて作画が素晴らしいとか、凄いエロがあるという訳ではないです。が、絵もお話の構成も、最初から最後まで一貫し安定していて、安心して読める、非常にバランス良く質の高い作品だと思います。性別云々ではなく、永遠（？）の命を持つ妖狐と人間が共に生きていくという葛藤は、こういったモノノケ系ファンタジーにありがちといえばそうなんですが（汗）、それでもツンデレ系の狐月（受）が要所要所で垂れ流す可愛らしさと（数百年も生きたモノノケが何故ここまで初心なのかという部分には目を瞑っておく。だって、ファンタジーだし）榊（攻）の実直で器用とは言えない男らしさの組み合わせは大変美味でした。そして、表題の2人の心情が丁寧に描かれているのも、とても良い。（だって、こういうお話を30ページ位の短編に無理やり詰め込んじゃうエロ重視のBLとかね…もう、オバハンは飽き飽きなんですわ〜）男達が盛ってひたすらくんずほぐれつしているようなBLを求めている人にはオススメしませんが（そういうのも好きですけどｗ）、サンプルを読んで『お！？』と思われたなら、『買い』でイイと思いますよ〜！

とても優しい、いいお話を拝読しました。有難うございます。何か大きな事件や激しいエロがある訳ではありません。けれど、関わる人や妖の気持ちの交差、考え方の違いによるすれ違い、等が丁寧に描かれていたと思います。それぞれの在り方への葛藤や決意、周囲との関係性、きちんと整合性を持たせて収まるところに収まる感じに安心感を覚えました。エピソードの中で完全な悪役がいなかった事も、自分は良いととらまえました。一見悪役のように現れた黒狐の彼も彼なりの情をもって行動していたのだろうと思うと、彼もまたドラマを形作る重要なファクターとしてすんなり受け入れられました。上手く表現できませんが、自分は良いお話だったと思います。

2巻まで読みました。評価下げてしまいますが、ここはひとつ正直に…。何だかとても惜しい感じです。絵柄やお話の雰囲気はとてもよく、楽しめます。人間と妖狐が共に生きる事への葛藤や二人の心情などよく伝わってくる感じもよかったです。いまひとつかな、と感じた部分は黒妖狐が中途半端なキャラになってしまっている様に感じた事でしょうか。狸も似たような立ち位置(決して悪役ではない)なので、余計にそう感じたかもしれません。あとは人間が妖狐に惹かれていく理由が、弱かったかなあ。人間としての生を捨てる訳ですし…。絵柄的には黒妖狐と人間が似ていて髪の分け目や服の確認が必要だった事と、戦闘におけるスピード感が少なかったのが残念でした。エロは少ない方かと思いますが、話にあった感じで私はちょうどよかったかと。１巻は全て表題作、２巻はｐ40くらい座敷わらしの短編が入っています。

レビューが少なかったので悩みましたが、借りて大正解!!2巻に渡るしっかりしたストーリー展開で心情も丁寧に描かれており大満足。メインの話はワンコ植木屋xちょっぴりツンデレ狐の妖かし狐月のCP。狐月さん、Hシーンでは初々しかったですが、もう少し色っぽい見た目どおりのエロい感じでも良かったかも。最後に大学生x座敷童CPの話が少し。短いのですが、こちらもいいお話でした。

いろんなシガラミを乗り越えて、何百年も行きている妖狐と人が結ばれるか？読んだ後に、心がほっとする作品です。

純朴まっすぐ人間×ツンデレな妖狐。亡くなった連れ合いを想って、泣く妖狐が可愛いです。寿命の違いに悩む二人。

2巻の途中までが表題作、途中からは元座敷童の短編です。どちらも異種間ラブで、お互い気持ちを思いやれていい関係なので楽しんで読めます。

サラッと読めました。も少しラブラブなってからの話読みたかったです。

狐と人間の庭師のお話です。面白かったです。紫郎さんにもいい人が現れるといいなぁと思いました。

ストーリーも絵も素敵なのに盛り上がりがいまいちかけていたのが残念。淡々と話がすすんであっさり終わってしまった感があります。世界観は好きなのです。