レビュー一覧

惜しいなあ。一冊丸ごと表題の二人ならもっとよかったんだけどなあ……。子供だったり学生だったりが、自分の意思でどうにもならない問題を乗り越えて成長していくお話は好きです。だからゆっくり掘り下げてくれると更によかったんだけどなあー。同時に収録されているCPも好きなのでこれはこれでゆっくり読みたいし。惜しい、惜しいぞお。で評価は4.5位ということで。

表紙が良くて購入を決めました。初めての作家先生でしたが、優しくていい感じのストーリーでした。

作者さん買いです。お婆ちゃんがいい。受けがまっすぐに育ってるのが分かって、家族のことを話した場面は泣けました。攻めの、誰にも触れさせないようなとこが、少しずつ溶けていくのが描かれていて、徐々にできる設計図とリンクして感動します。

表題作良かったです。芸大の寮でルームシェアしている西野×南野。親の離婚、再婚、義理の妹の誕生で家族の中に居場所を失った西野と、折り合いの悪かった父とぶつかったまま両親を無くしてしまった南野。ゆっくり２人が惹かれ合う姿が自然で、温かい気持ちになれます。ちなみに南野の祖母や、寮のメンバーもいい味だしているキャラです。特に元ヤン総長の本宮君いい奴です。ちなみに短編２つもかなりうまくまとまっているお話で、短いながらもおもしろく、もっと長く読みたくなってしまう作品です。個人的には「ロクでもない日々」の30代リーマン同士のくされ縁っぽいやりとりにはまりました。

いいお話でした。投げやりになっていた西野くんが、南野くんと出会い、人生を取り戻し、向き合う力を得ていく様子が描かれてます。2人が巡り会えて、ほんとに良かった、と思いました。

絵がキレイで、とても雰囲気のある作品です！主キャラは勿論のこと ばあちゃんのともこさんをはじめ、元宮寮の面々など脇キャラも魅力的！スピンオフを期待します！

表題作以外の２作の意味がよく分からずマイナス２星。

2人のゆっくりと好きになっていく気持ちが爽やかでキュンときました。読後はなんだか2人の幸せを見守っていきたくなりましたよ～、エロとかなくても充分満足です。絵もキレイでした！

　表紙のイメージ通り、やさし～いお話。　建築科の西野（にしの）と、油画科の南野（なんの）が寮の同室となる。　時期外れに越してきた西野から垣間見れる実家との不穏。　一方、いつもニコニコしていて寮の台所を預かる明るい南野にも、　実は両親との関係に深い想いがあった。　語らずとも、少しずつ共感する両親との確執から心の距離が縮まる2人。　ある日、高まった想いから玄関先で抱き合う2人を偶然見てしまった家長は、　そのただならぬ雰囲気にピンときて、寮のメンバーを外に連れ出す計らい。（笑）　描写はソフトではありますが、互いの肌の熱さを感じた一時を。　久し振りに、ソフトで優しい空気感に包まれた素敵なお話でした。

確かになんでこんな名前つけたんだろう。人生に影響するよね。