レビュー一覧

第一話が都の動物管理事務所に持ち込まれた犬や猫の話だったので、ペットがテーマの作品かと思って読み始めた。ところが、ニホンザルの群れの話だったり、熊と人間の対決だったり、犬ぞりレースのことだったり、カワウソが主人公だったり、狐と子鹿の交流を描いたメルヘンチックな話だったり。テーマも物語の雰囲気もばらばらで、統一感がなさすぎる。動物の絵が写実的で自分としては好みだし、それぞれのストーリーも悪くはないのだが、統一感のなさが欠点だと思う。なお、個人的にいちばん好きなエピソードは、中巻の麻薬探知犬の話である。

いやー泣けましたね、考えさせられる内容でした。絵がとってもリアルで良かったです。とても重いテーマでしたがだからこそたくさんの人に読んで欲しいです！他の作品も拝見しましたがそちらもオススメです。愛情を感じます。

昔一巻だけ読んで、他の巻を探していました！しかも 動物を描く 凄い画力、すごすぎず、かわいい。内容も高い見識があるようで、大満足です！

考えさせられる作品でした。身近な物語はとくに一度はみんなが読んで考えるべき内容かなと思いました。

動物好きな人なら関心の高いはずのテーマ「動物管理センター」「殺処分」を扱っているので情報源・教材として有意義だと思います。この漫画が気になって手に取った人は、堺雅人さんが動物管理センター職員を演じている映画「ひまわりと子犬たちの7日間」も観て欲しいです。

字数が少し多いけど泣けました、動物好きには考えさされる漫画です

動物は可愛いしとってもいいお話なのですが気分的に真面目すぎる印象。

泣きました。動物との共存…考えさせられました。字が多い話もあったけど、全体的によかったです。

動物がリアルに描かれており、画力は凄い。だけど、1巻が子猫を見捨てたエピソードから始まるのは、猫好きの私には耐えられなかった。そして、そこから「動物管理センター」への訪問に繋がり、職員に「動物好き」と言われたとあえて書く気持ちが私はずるいと考える。「あの時、子猫を見捨てたのはしょうがなかったのだ」と言いたいのか、とさえ感じさせる。子猫はお腹がすいていたのだろう、数日なき叫び続け、近所にも迷惑をかけたようだ。「動物好き」と言いたいなら、自分で飼えなくても、助ける方法はいくらでもあったのではないか。かなり胸がむかついた。今作は個人的エピソードはからめず、「動物管理センター」の状況を淡々と描くだけで、十分だったと思う。できれば、実際に殺処分された子たちの姿を、さっきまで生きていたのにただの物体になってしまった事実を、その画力で描いてほしかった。肝心な場面はなく、察してだけでは、本当の苦しみは伝わらない。