レビュー一覧

安定した作者さんだし、古い作品ですが古さを感じない絵柄なので、安心して読めました。がっつりBLではないけど、切ないのもあったかいのも、NLも、ファンタジーも楽しめるお得な一冊でした。お話も綺麗にまとまっっているし、ハッピーエンド。それなのに、切ない感じが残る不思議な読後感。同作者さんのドタバタコメディだけしか読んだことのない方でも楽しめるんじゃないでしょうか？BLの香りは嗜む程度に、切なさほどよく、あったかい。冬の夜にオススメです。

なんというか、この気持ちは読んだ人間にしかわからない。説明のしようがない。只ただこの作者は凄すぎると感じた。もっと評価されてもいいと思う。

本で購入しました。天才だと思うんですがこの方。なんと昨今のくだらない同性愛漫画が大半を占める中一切流れを無視して妖精さんが出てきます。びっくりしました正直。この角度でくるか？！と。そして奇才だなと本当に思いました。どういうものの見方をすればこうゆう作品が描けるのか・・・・興味深いしほんとすごいなと思います。なんというか田中先生の作品全般に言えますが刹那的なんですよね。一見明るい話でも実は切ないものを描いてると思います。そこがたまらなく好きです。大好きです。ほんっとに。

この話は人間の恋の幸せを食べて生きる妖精達と、その取憑いた人間達の恋物語をオムニバス形式で綴った物語です。妖精は何人かいて、それぞれが幸せになりそうな人間を探して取憑きます。ときに叱咤激励する妖精達と人間との友情は微笑ましくもあり羨ましくもあり、それぞれの物語がとても心温まる素敵なお話でした。特に表題作の主人公のお話がきちんと完結しているので満足しました。少し切なさが残るんだけど、確かに幸せなこの感じは「ドラ○もん」の某巻を読んだ読後感に似てました（多分わたしだけ）。この作者さんの作品なのでキス止まりです。BL！BL！という意気込みの方は避けた方が良いですね。

久々の再読。ほんと素敵なお話。妖精でファンタジーではありますが普通に人間ドラマです。表題作がもう特に素敵で締めも素晴らしい。何度読んでも泣けます。たしかに才能あるとしか言えないですよね。

今までに読んだことないようなお話しでした。泉さんのお話がとっても良かったです❗なんか、純愛の王道を見た気がしました❗

高評価を信じて借りてみましたが、私には刺さりませんでした。ものすごく残念で仕方がありません。好みがあるので仕方がないんでしょうが、なんだろう、深みが足りませんでした。どういう風になるんだろうとかの先が見えすぎて、無理やりでもハッピーエンドが好きな私ですが、でしょうね、やっぱりね、みたいな感じに冷めきってしまい、感動も出来ないストーリーでした。いくつかのカップルの話で、それぞれがつながったりもしつつ、いろんなパターンの恋愛のあり方でしたが、意外性も感じないまま、ひねりもなくとにかく残念でした。

タイトルの通り、読んで良かった。「アイツの大本命」からこっちも読んでみようと、ひょうひょうとしたキャラが失恋をあまり重く感じさせない、ちょっとクスッとさせられながらほろっとさせられる作品でした。

相変わらずのプラトニックラブ、盛り合わせでした。全部、いい。読後、ポロリと涙がこぼれました。人をまた好きになりたいな、って勇気をもらったきがします。ありがとうっていいたい作品です。

何と言うか、この発想力はただものではないと改めて思わされた作品。この作家さん、ちょっと普通でないファンタジー要素のあるお話ばかりですが、今作にはやられた。人の幸福オーラを食べる妖精さん・・・恋愛がうまくいかない主人公泉とは長い付き合いに。やっとうまくいったら妖精さんとはお別れが待っていて・・・泣くかと思った。その他にも妖精同士、妖精と人間の恋などよくもまぁこんなお話を考え付くもんだと素直に感心・感動。限りなく☆5に近い４。絵がいまひとつ好みじゃなくて。