レビュー一覧

ストーリー重視で読みごたえがあり、すれ違う二人の思いに涙が…。

全編にわたって憎悪感は少なめで、ひどさは内容紹介程はないかな。後半のその後の話は良かったです。

シリーズものでも一つずつ独立しているようなので読んでみました。作品の書かれた時代の流行もあるのかもしれませんが、ちょっとくどくて固いです。偉大なファンタジー大作の影響（オマージュっていうか‥）も端々。とはいえ、真剣な感じが嫌いではないです。

激しい愛、拗らせ。父王だけが酷い人で王子様の生い立ちが可哀想だったけど、それ以外の王子の周りはみんないい人。途中の攻めのしたことは酷いけど。王子様はずっと美しくて気高くて強気で、最後はちゃんと結ばれて良かった。イラストが入っているともっと良かったです。

互いの立場を思い遣って…長い年月の間に拗れに拗れ、本当の自分の気持ちに気付かないまま互いを憎しみ合う相手にしてしまう。素直に言っちゃえばいいのに言えない立場。あぁなんと言う神の悪戯か！苦しみ抜いた先にはやはり素敵なエロスのご褒美が！はぁ～美しいって罪よね～是非読んだ方がいいですよ！

なかなか重厚な物語です。が、受も攻もこじらせすぎ。えー、そこまでねぇという気はする。どう収拾するんだろうと思って読んでたんだけど、あー、そういうオチ？！とびっくり。そうか、確かに攻様はそれらしいことを言ってたけどさ。ちょっと驚いた。

貴公子の求婚、面白かったので買い。どちらも品がありますが、こちらは笑うとこ無し。とにかく相手を想う激しさに引き込まれ、最後は受けの男らしさに心臓撃ち抜かれます。かっこ良すぎ…。両目線なので行動に矛盾もないし、内容もしっかりしてるので、読後も満足感大。ハピエン。後日談ありで、気持ちよく読み終われます。