レビュー一覧

中学生か高校生に読んで震えたのをすごく覚えている。それくらい衝撃的というか、サスペンスと耽美と病んでる感じが独特です。ヤンデレの元祖だろうか…。薄暗い雰囲気が好きな方にはぜひ。これ花とゆめなんだぜ…少女漫画なんだぜ…。昔の花ゆめ本当に攻めてて好きだったなぁ…。

懐かしくて思わずレンタル。この作者さんにハマって追っかけたなぁ、懐かしい・・・青春時代です

懐かしい。単行本を持っていました。このころ～カインシリーズまでの由貴先生の作品は良いですね。こちらの表題作がお好きな方は、カインシリーズもおすすめです。とくに赤い羊の刻印。

短編集。表題作のみの感想。連続少年殺人事件の犯人エイドリアンと彼が出会った男娼の少年ローレンス。エイドリアンの陰惨な過去と逃げ場のないローレンスの絶望が由貴先生の独特でリアルなタッチで描かれています。短編ですが二人が愛し合い別れ、屋上で再会するシーンは涙が滲んだ。最悪の兄から逃げられて良かった。殺人犯のエイドリアンに同情する余地はないのかもしれませんが、抱き締めあう二人の姿は本当に美しかったです。

昔文庫本で持っていたものです。引っ越しで処分してしまったのですが、また読みたくなって電子書籍で買いました。少年残像、最高です。絵はさすがに時代を感じます。今読むと他の作家さんもダークな耽美ものを書くようになったこともあって際立った目新しさはないのですが、こういう傾向の作品を漫画で読んだのがはじめてだったので当時は衝撃でした。今でも読みごたえは十分です。表題作の他に5作品収録されています。

表題作は良かったけど、他の作品は面白くなかったです。

少女漫画と思って入るよりもＢＬと思った方がいいと思います。ただ体だけのようでやっぱり先生の話は心が大きく取り上げられています。漫画というよりも何かもっと深いものを読んだ気になります。

少年残像は読んだ当時から印象に残るとても好きなお話でした。殺人者エイドリアンの生い立ちや心情が繊細に描かれており、猟奇殺人者の伝記物などを元にされているのかなと思います。男娼の少年ローレンスも不思議な魅力があり、過激な設定の割に二人の関係が優しく切なくていじらしいです。陰影が強調された感じの無機質できれいな絵が効果的です。とても魅力的で良い漫画だと思います。お勧めです！

作者買いです。BL要素を含みますが、気になりません。二人の過去が二人を引き合わせたとでもいうかのような、切ないないようです。

短編集です。表題作もひきこまれましたが、他の作品もなかなかおもしろかったです。個人的には舞台裏の魔術師が好きです。短編ではなくもう少し長く、細かく読みたいと思わせるお話でした。