レビュー一覧

子供の頃に相当ハマった漫画です。平安時代の用語や風習を何となくこの漫画で知り、古典の勉強や古典の本などを読むのがかなり楽になりました。原作小説の漫画化ですのでストーリーはしっかり作られています。破天荒な大貴族の姫君である瑠璃姫が巻き起こす(巻き込まれる)ひとつの事件を軸に、舞台を宮中に移したりしながら、話が展開します。瑠璃姫に懸想しているという男の登場や、東宮にまつわる陰謀など、ハラハラドキドキな展開もあり。破天荒といっても瑠璃姫は基本的に情に篤くお人好し。人のためを考えて行動した結果、旦那様である高彬に結構な迷惑をかけたりしますが、そこがこのカップルのいいところなのかもと思います。優秀で将来性のあるエリートだけど、朴念仁でどこかもう一歩感のある年下の高彬が、結局最後は一番格好良いと思わされます。この前作である無印の『なんて素敵にジャパネスク』も伏線やストーリー展開が素晴らしく、とてもおすすめです。前作を読んでいる方が、登場人物などに思い入れができるかも。平安時代入門編として、エンターテイメント性ありで抜群の作品です。

人妻編があるなんて知りませんでした。溺愛だなぁ。男らしくなっちゃって…

懐かしくて読んでみた。微妙だった。自分が歳を取ったということか。残念。

懐かしくて、原作小説を必死に思い出しながら一気に読んでしまいました。多分人妻編の途中までは小説で読んではいたのですが、漫画コミックスは前作全購入止まりでした。人妻編は読んでいなかったから、最後を確かめられて良かったです。やっぱり氷室冴子先生原作 '' なんて素敵にジャパンネスク '' はいつ読んでも面白く最高です。

瑠璃姫の聡明で行動的な所が好きでした。氷室冴子さん作品で一番好きな話です。

子どもの頃、原作を何度も読み返しました。漫画で読み直して、ジャパネスクは最初から最後まで筒井筒を巡るお話だったということに、今頃、初めて気付きました。2つの事件だけでなく、ヒーローヒロインの関係も、入内がらみの幼なじみなんですよね。イフとして読んだら、人妻編が余計にやるせなくなりました。

なつかしいので一部を購入。昔は瑠璃姫すごい好きだったけど、大人になってみるとすごい子どもでどうしようもない癇癪娘だなとしみじみ…。親目線で見てることに気付いてしまいました。昔から鷹男派で、今見ても鷹男とくっついて欲しかったと思う気持ちも変わらず。鷹男とくっつくスピンオフご欲しいです！笑

20年近く前に読んでいた漫画の続編です。結婚しても瑠璃姫は瑠璃姫で。高彬は素敵な男性に成長されていて、気分は古い友人にあったような気持ちになって読みました。読んだ後にあー良かった。みんな幸せになってね。と思える安心できる漫画でした。

個人的には、人妻編よりも、元々の方が面白かったです。

面白かったです！高彬の男っぷりが上がっています！ただ、少女マンガらしい題材からは離れていっている気がします。わたしは、人妻編より本編の方が好きです。