レビュー一覧

日渡先生の描く家族の絆にいつも涙してしまうのですが、この作品もその１つ。SF漫画として面白い作品であり、人の心の弱さや孤独に対する葛藤や成長が丁寧に描かれていています。主人公が恋をして綺麗になって行く様が読んでいて一緒に嬉しくなりました。そして世界樹（ユグドラシル）というものの存在を知った漫画です。

「ぼくの地球を守って」の連載終了後、なんとアインシュタインが初っぱなから登場する新連載が始まり、これはまた壮大な話しになりそうだとすごい期待で当時読んでいました。そして期待を裏切らない面白さ！

核兵器、製薬会社による薬物の人体実験などの現代の問題を、家族の問題と絡ませながらストーリーが展開していきます。舞台も日本にとどまらず海外に広がっていき、時間軸も過去や未来に伸びていきます。ラストは、現代において強く求められるべきことが提示されていて、心に響きます。絵柄もきれいです。

現代版ファンタジーというかSFという感じでとてもおもしろかったです。

「ぼくの地球を守って」を描いた日渡先生らしいSFファンタジー漫画で独創的で凝った設定と幻想的な雰囲気が読んでいて美しく感じられて心打たれました。

とても綺麗で苦しくて素敵なお話です。何回読んでも泣いてしまいます。個人的には日渡作品で1番読みやすいSF少女漫画です。

作者さん買いです。ぼく地球が面白かったので。不思議な世界観を表現するのが上手。まだ一巻ですが謎だらけで先の展開が気になります。性別を偽って生きるのはしんどいよね。早く女の子として幸せになります様に。

絵が美しいと思います。深い話で、考えさせられました。

この作者さんにしては重い作品だなと思います。他の作品だとキャラが明るかったりして笑えることがあるんだけど、これはシリアスなまま進むんだなとおもいました。

この作者さんの中では悲しくて暗い作品の部類かなと思います。