レビュー一覧

本当は王女なのに、身ごもってしまい国にいられなくなって逃げ出したヒロインのお話です。アメリカで家政婦をしていたところ、突然父親になったヒーローにナニーになってくれないかと説得されます。王女が家政婦やナニーの仕事がきちんとできるのかずっと頭から離れませんでした。それに一度シングルマザーになるという失敗をしているにもかかわらずまた雇い主と深い仲になるという・・学習できない女性としか思えませんでした。

事情があって全く知らない土地でシングルマザーとして暮らす小国の王女と科学者のヒーローとの恋。突然、父親となり戸惑うヒーローがヒロインをナニーとして雇ったことから、二人は惹かれあっていく。このストーリーの場合、身分差をどう乗り越えるかが最大の難関でしたが、ヒーロー兄弟の後押しもあり、ヒーローが自国に帰ったヒロインを追いかけていき、彼女の両親共々、説得しました。ただ、ヒロインは王女であり厳しく育てられたと本人は思っていますが、例え結婚を考えていた男性とでも、婚約する前に身ごもったり、ヒーローに対しても、どう考えてもヒロインの方が積極的に誘惑したりする行動があまり好ましく思えませんでした。異性に惹かれる強い感情をコントロールするのは難しいと思いますが、シングルマザーである彼女が帰国するつもりであるのに、ヒーローと一夜を過ごすのが納得いきませんでした。避妊は絶対ではないし、過去の経験から何も学んでいないのではないかと勘ぐりたくなりましたので、星をひとつ減らしました。