本編の上巻無料で読んで、このシリーズを一気に購入してしまいました。この巻が一番辛くて苦しかった。そして、初めてレビューを書こうと思った作品です。ムトーの置かれた状況はあまりに酷く(そもそもその立場でそんな犯罪を犯したのだから、元同業者から酷い仕打ちを受けるのも仕方のないことかもしれませんが)、このラストは彼にとっては救いだったと思います。でも残されたエリーは…ノーマンのためにレベル4に行き、ここでも大事に思う人を失い…。壁越しの会話、わずかな時間の手だけの触れ合い、ムトーの残したメッセージ、あえて騙されて生きるエリー、ものすごく心が震えました。ムトーは囚人になったからこそ、my reason to liveなんて言える人になったのでしょうか。囚人にならなければ、冷たくて残酷な人のままだったのでしょうか。彼が犯罪者になっていった過程が知りたいです。本編ではムトー所長も囚人に酷いことしてたしね…刑務所に入らなければずっと犯罪を犯し続けてただろうしね…と自分に言い聞かせながらでないと読み続けられないくらい、彼の置かれた状況の描写はつらいものがありました。因みに本編の二人は、やはりハッピーエンドのようですね。
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なんといいますか、割とこのシリーズハードなのですが、これもまたなかなかハード。というものアングラホテルシリーズのエリート風ドSクール所長が受け側なんですよ。えー、ちょっとー、嘘ーとなってしまいました。ちょこっと出てきたエリーが黒髪になって登場、スーツの似合う伶俐でクールなツンデレ所長を守るナイトだなんて。更にエンディングも、えー、ちょっと−、嘘ーになってしまいました。後味悪いのがまたこの作品の売りという。うーん、本来ならこういう話、毛嫌いするところなのですが、とことんまで振り切ったストーリーなので、一周回って好きになっちゃいました。