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小説・実用書『ヴァイキングの誇り』

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総合評価
5点
4.0
(1)
5点 5 0
4点 4 1
3点 3 0
2点 2 0
1点 1 0

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2017-07-27
評価点
4
神楽さん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
愛と信頼、勇気と希望、不信感と欺瞞のお話です。実母を幼少期に喪い、義理の父親の女性不信と悪辣な欲望と我がままな自己顕示欲により、女性としても、一人の人間としても肩身の狭い自由のない生活を余儀され、義父の力への策略の駒として男爵との縁組を成就する為に、通り道でもあった母方の親戚の家に滞在することから始まるお話です。そして、その滞在先の、親戚の女性の夫でもある領主と兄弟の契りを交わしたノルウェーのバイキングの私生児でもある領主の守護する立場の大男で、母親はイギリス人レディでもあるのに、バイキングに落城され、女性達は配下の男達へ、そしてレディである母親はバイキングである父親の慰み者として、陵辱され子供を孕まされて、生まれた子供にはどちらも愛情も掛けず、配下の者達は時に気まぐれな気晴らしがてらに殺され、城下の者達からはそんな男に身体許した女の息子として、そして、そんな男女を両親に持つことで、その血を引く者としても蔑まれて来た、壮絶な人生を経て生きて来たのがヒーローでした(-。-; そんな二人がお互いに出会った時から惹かれ合い、どこか無意識にお互いを理解し合い、また、共に過ごす時間に慰めやトキメキをもたらしながらも、お互いの育った境遇が不信感を生み、ヒロインの動向が欺瞞を呼び…という感じでお話が進みます。とは言え、育った境遇や苦悩の話があちこちに有ることで、苦悩の人生を生きて来た事が強調し過ぎな位にページを割いて有るのが後半に向けて意味を成しつつも、ウザくもあります(-。-; 最後は良かったと思う反面、突っ込みどころ満載でもありましたが、不信感や心の壁を越えて結ばれた二人のちょっと泣けてしまうエピローグに免じて、ヨシとしました(^_^)a