レビュー一覧

私もうつ病で入院した経験がありますし、今も治療中ですが、これほど酷い断薬の発作が出るとは、どれだけ強い薬を投与されてたのでしょう。よく６年も無事だったなと思います。それでも素晴らしい息子を育て、離婚して自立しようとするヒロインは、良妻賢母となれる資質を持った女性です。彼女がヒーローの弁護士と、女性患者を虐待する医師、虚栄心の塊で自己中な夫、人の不幸を餌にする弁護士と戦っていく様は読み応えがあります。しかし、ヒロインが、ヒーローから借りたハンカチを息子に宝物だと言って見せるのはうっかりしすぎです。息子が夫に話したら、裁判を不利にさせる材料になります。読んでてハラハラしました。夫の本質を見抜けなかったり、裁判の不利になると止められているのに、ヒーローの事務所に行って肉体関係を持ちそうになったり、資質は良くても世間知らずのお嬢さん像を感じます。それでも辛い経験を経て、ふさわしい夫に巡り会えたのは、６年間の長い試練へのご褒美でしょうね。

海外ドラマ見てるみたいでした。うつ病と診断され強い薬を飲まされ自分は何も出来ない最低な人間と思い込まされていたヒロインが本来の自分になって息子との生活を取り戻すべく夫や主治医と裁判で争う話です。夫側はなんでも自分に有利にしてしまう悪徳弁護士と女性をうつ病と診断し強い薬で支配しようとする悪徳医師。ヒロインは正義の弁護士であるヒーローと立ち向かいます。ヒーローの幼馴染みの秘書がいい仕事してくれます。ヒロイン息子もとてもいい子です。二人の後押しもあって勝利。でもちゃんと結論出るまで日数かかるんですね。でも最高な結末に良かった、良かったですね(笑)

さっぱりと、まとまっています。芯のあるヒロインと紳士なヒーローとのお話でした。ヒロイン夫のその後が書かれていないので相当な痛い目を見ていればいいのに…とつい思ってしまいます。

ヒロインの夫はDV野郎だし夫に加担して医者は患者を薬漬けにするしと酷い奴らです。こいつらの異常っぷりが読んでて怖くなりました。そこに悪徳弁護士までプラスされどうなるのかとヒヤヒヤでしたが、ヒーローが本当にヒーローでヒロインと息子を助けてくれて良かった〜！

題名通り本当にヒロインは長い間辛く悲しい試練に耐えていたんだなぁと思いました。ななんだあの旦那は！最低なゲス野郎だな。子どもが素直な可愛い子でした。あんなキレイな奥さんと子どもがいて何が不満なの！って思いますが男性の立場は違うのかな？

読んでいて、知り合いの離婚騒動を思い出しました。ほぼこのストーリーと同じ感じでした。今もまだ親権で戦っています。躁鬱になるまで、ずっと我慢していたヒロインは本当に強い女性です。離婚するから、元夫ですよね。 元夫からのDVにモラハラ。 それに医者からのセクハラまがいのモラハラまで。読んでいてこれほど何度もヒロインに『もう十分頑張ってるから、一休みしなよ』と思った事か。ヒロインが幸せになってくれてよかった。

最初の夫の自分に都合のいい身勝手さには気持ち悪くなりました。ただその分ヒーローとの盛り上がりが際だって面白いです。

ヒロインとヒーローの出会いは偶然でもあったけど、必然でもあり..ストーリー的にはHQお決まりの！でしたけど、悪徳医師や悪意に満ちた弁護士はどうなったんでしょう？弁護士は仕事だけど、悪徳医師の犠牲になった女性たちは？悪徳医師は失墜したと思いますが、その時の描写があれだけなんて、物足りない。

ヒロインを苦しめているモラハラ旦那は舌たかで狡猾、どう見たってサイコパスと言える。こんな旦那は現実にありえそうだ。

ヒロインの表情が代わりばえしなく、辛いのか悲しいのか区別がつかない。また、髪の毛の長さがバラバラで統一されていないのも気になりました。