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レビュー一覧

総合評価
5点
4.3
(137)
5点 5 85
4点 4 24
3点 3 16
2点 2 7
1点 1 5

※すべてのレビューが表示されていますので、Renta!で購入していないレビューも含まれています。

2011-11-25
評価点
5
ぶーんさんさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
読み始めは、この作品には「お父さん」と「犬」というキャラクターが主人公なのだと思いました。ですが読後には、この作品にはキャラクターなどは存在せず、今の日本にあふれ返っているごく普通の人達の、一片が描かれているだけなのだと思いました。あとがきで作者の村上たかしさんもおっしゃっていますが、ほんの小さな幸せを求めているだけなのに、生き方が少し下手なだけで、救いの無い末路を送ってしまう…。他人事だとは思えませんでした。作者さんは犬が寄り添ったこと、そしてひまわり畑に囲まれたことを救いとして締め括っているようですが、私は「弔い」と「救い」とは異なるものだと思っています。本当にこの物語の主人公が救われているのなら、「私もこういう死に方をしたい」と感じるはずだからです。ですが、そういったストーリーの不完全さもすべて含めて、現代を生きる人間のありのままの姿を描いている作品だと思いました。それを描ききった村上たかしさんに敬意をこめて、★5つです。
2011-06-20
評価点
3
二十六茶さん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
生きる力を持とうとしない無気力な人間の末路に、犬が最期まで寄り添った話。泣けると評判の漫画だったので本を買って読みましたが・・・残念ながら泣けませんでした。こういう人間はどこにでもいます。家族を養うことが生きる目標だった男が、それ以外の目標を見つけた妻と、生き方を模索する娘に捨てられ、目標を見失い旅に出ます。その旅の道連れに飼い犬を伴います。物語は犬目線、なので男の感情の機微は殆ど見えません。淡々と出来事のみが描写され、犬の思いがその出来事に被さります。病に絶望した男の捨鉢な行動で犬が犠牲にあった話、と言ってしまうとかなり表面的でネガティブですが、男の理不尽さ、男の人間力の希薄さがやりきれず、あとがきの「ハッピーは幸せだったと思う」という文言は納得出来るものの、命に対して人が負うべき責任感は軽薄な描写だと思いました。ただ作者はそれをも意図して描いたのだと思うと、泣くのは何か間違ってる気がする、とも思いました。いろいろ考えさせられる内容ではありますが、予想したものより淡白な展開で、過大な評判に乗りそこねて滑った感が否めないので、星3つです。
2011-06-05
評価点
2
たーちゃんさん
Renta!で購入済み
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お話自体、泣けます犬の健気さが切ないくらいただ、「お父さん」という人物に対して腹立たしさを感じました確かに悪人ではありませんでも、逃げてばかりで前向きに生きようとしなかったそれが個人の自由というならそれでもいいですただ、犬を道連れにしないで欲しい死ぬなら一人で逝って欲しかった感動はしませんでした
2012-02-22
評価点
2
剣原桃子さん
Renta!で購入済み
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このお話は読むと感動して涙が出てくるので普通なら総合評価は5です。でも主人公が犬のハッピーだからしょうがないかもしれませんが、ハッピーの飼い主の「おとうさん」・・・あんな状況じゃあ死を選びたくなるのもまあまあわかりますが最初からその気ならハッピーを誰かに任すか何かしてください。自分(人間)の死に、人間事情を知らない動物を巻き込まないで。最期にハッピーを解放しますがそんな事は忠犬にわかるはずないでしょう。一種の人間のエゴイズムとも取れます。子供の時ならただ感動して泣ける作品だったと思いますがわたしが大人となった今では人間の自分勝手さに腹が立ちます・・・作品そのものが泣けるのは事実ですけど。PS.財布を盗んだガキは続編で出てきて罪滅ぼしをしようとしてますが全て遅すぎます。
2011-06-13
評価点
2
あいあいさん
Renta!で購入済み
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動物、人間を殺せば読者が泣くのは当たり前の事。それでも殺す話を描くのであれば、それだけの理由がなければいけないと思います。世間に見放されて死んでいくには残酷さやえげつなさが足りない。中途半端な不幸具合なので、「何でこの人死ななきゃいけなかったの?」という読後感が漂ってしまう。もっともっと苦しくて悲しく、どう足掻いても絶望な人生であれば、犬が寄り添う、と言う設定はかなり光ると思います。これではただの心中と変わりない。いくらでも生きていく方法はあったと思います。そこまでの感動は得られませんでした。ラストで元妻や、娘が夫の安否を心配しているシーンが最も解せない。あそこで心配するのであれば、何故離婚したのかが本当に分からない。結局、財布を盗んだ子供が1番の元凶だったんじゃないだろうか?
2013-02-26
評価点
1
せんびさん
Renta!で購入済み
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まず評価下げてごめんなさい。ですが、私何故これが高評価なのか分からないんですよね。どちらかというと人間のした事にムカムカイライラして気持ち悪くなる話なんです(絵柄も苦手)。タイトルからすれば、犬が地球との係わり合いを深く持つ話なのか…と思ったのですが、まったく違いました。不幸なガキのした事は、ガキのせいではなく、大人のせい?とでも言いたい事があるのかもしれませんが、あまりにも理不尽です。「犬は律儀だね。人間は勝手だね」程度のチープな話に思えました。話全体がネガティブで(死を決した父親はある意味ポジティブですが捨てっぱちのやけくそ的なおおらかさにも思えます)、私は無理でした。
2017-08-29
評価点
1
くまさん
Renta!で購入済み
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評価下げてすみません。でも何故高評価なのかわからないです。1巻はただただお父さんの不幸の詰め合わせ、2巻は「救い」だというから読んでみたけれど、ましだったのは冒頭の弟犬の話だけで、残りは1巻の元凶な少年の話。あの少年のせいでお父さんは死んだようなものなのに、今更謝罪行脚しても(しかもお父さんには届かない)意味無いんだよと読後感最悪です。パグは結果的に命拾いしたかもしれないけれど、あの少年はこの旅を「大好きなおじいちゃんと旅行」程度にしか思ってないんじゃないですか? 反省している描写も全く無いし。財布盗んだことは悪かったと(おじいちゃんに言われて)思うかもしれないですが、死ぬまでその財布を盗んだせいで人ひとり殺したんだとは認識しないまま、のうのうと生きていくんですね。
2011-06-07
評価点
5
ciaさん
Renta!で購入済み
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わたしはどちらかといえば、2の続編の方が好きです。1で出てきた脇役達のその後が書かれています。なるほど、こういう風につながっていたんだと納得しました。1はどちらかといえばお涙頂戴寄りでしたが、2はハッピーエンド寄りです。ペットショップの人とツンデレの大家さんがよかったw
2014-09-01
評価点
3
aporroさん
Renta!で購入済み
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悲しくなるので夜中や不安定なときはは読まないほうがいいです。後半は要らなかったな…前半の、お父さんと犬の話だけで充分です。これを読んでなんだか落ち込んできたので、他の面白い作品でも読みに行きます。人と人の絆は、薄いものだと感じました。
2015-08-30
評価点
2
如月さん
Renta!で購入済み
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犬漫画が好きで、結構なんでも好きになるタイプなのでこれも読みましたが余りに救いが無くてかなり泣きました。犬好きなので尚更辛かったです、泣ける漫画って言えば泣ける漫画ですが、感動とかそういうのじゃないです。2巻も読みましたが、男の子に対してかなりイライラしますしなんでこいつの所為でお父さんとハッピーは死んだのにこいつは万引きした犬と楽しく暮らしてるんだって気持ちになりました。他の方のレビューにもありましたが、なんでこのお父さんと犬が死ななきゃならなかったのか、と2巻は読むべきじゃなかったと強く思います。