レビュー一覧

俺と上司の恋シリーズ、3巻まとめて読んじゃいました。軽い気持ちで読み始め、最初、1巻目はコミカルリーマンもの、って印象でした。ですが、1巻→2巻→3巻とシリアスモードに展開していくじゃないですか。絵も上手になってくじゃないですか。気付けば引き込まれてたってやつです。なので1巻だけでは全然良さが伝わんないんです。3巻まで読んでください。ちなみにこの3巻目だけで私は2カ所、うっかりダバダバ泣いてしまった。攻めの高梨、いい奴だがノンケはこれだから、ケッ！ってな部分があったり、いいおじさま古谷さんは、私も惚れましたし、なんつっても受けの徳永がツンデレなのに健気で切なかったです。 あ〜切なかったぁ〜！も〜幸せにおなり！

元々「ノンケがうっかりゲイに惚れてしまう」系の話が大好物なんですが、これは私史上歴代BL３本の指に入るかも。シリーズ３冊一気に読みました。２巻から号泣の連続でしたが読み終わった時、お話に対する感動が半分と、この素晴らしい作品との出会いに震えたのが半分で、また泣きました。好きなシーンを書きなぐりたいですがネタバレになるので抑えます。それ以外でこの作品のピカイチなところは、何といってもリアリティだと思います。高梨とチカ、何ていうか、「付き合ってる」！　二人のやり取りや描写に、生身の人間のような空気がある、質量がある、匂いがする、息づかいがある！　二人がその世界に確かに生きていて、会社に行ってて、仕事してて、付き合ってるんです。すごい……。ゲイカップルとしての根深い葛藤が、普通のカップルもしくは社会人もしくはそれぞれ一人の男として過ごしている日常がしっかり描かれている中に織り込まれてくるからこその骨太な読みごたえでした。ナナメグリ先生って天才ですね。この作品に出会えて幸せです。褒めすぎかもしれませんが、すべて本音です。あーーーいろんな人に薦めたい！

これは読むべき！最近BL読みすぎて、なんだか、ただヤるだけな作品多くて飽き飽きしてたところにこの作品に出逢いました。いやぁ〜１巻読み始めたら、またいつものいわゆる「ゲイ」と「ノンケ」が口説かれーの絆されーのな展開か？と思ったら...違う！ゲイである自分の在り方に悩む徳永に対して、ノンケ高梨が遠慮なくかつ真面目に「徳永との恋愛」に向き合う感じが、もう。。これが本来の人間の愛し合い方だなぁーと純粋に思わせてくれる二人のやりとりがグッとくるお話でした。この３巻目が二人の深い核心に触れていて、徳永が自分がゲイのせいで大好きな高梨の幸せを奪っていると、高梨を想い離れていくところ、泣けましたね。ゆる~っと身を引く姿がなんとも儚くて。初めてBLで泣きました(笑)とにかく！他にはない人間愛で泣きたい人には１、２巻で読んでからこの３巻目を読むこと必須です!!超オススメ！

｢俺と上司の恋の話｣｢俺と部下の恋の先｣の続編です。マルッと一冊二人の話です。前作前々作同様ほのぼのラブラブだと思っていたら、まさかのハラハラ切ない…切なくて泣いてしまいました。同性を好きになることの葛藤や世間の冷たさ、親との確執に受の徳永が悩み、迷いそして攻の高梨とすれ違い打ちのめされていきます。高梨は1作目から徳永大好き大好き光線バリバリですが、結局徳永が打ちのめされている間も、徳永大好き大好き光線バリバリでした…脇のキャラもとても良く、社長の古谷さんの男前度はハンパないです。いいお父さんのように二人を見守っていて、そりゃ惚れちまうさぁ〜♪Hはそれほど多くありませんがとても可愛らしく、これくらいがちょうどいいです。とにかく、是非とも３冊順番に読んで見てください。幸せな気持ちになります！！

これは是非読んでいただきたい！読み終わった後、拍手しちゃった。人を愛することって本当に素晴らしいことだなぁってしみじみ思いました。まだ若い2人なのにこの境地までこれるなんてすごい。胃の下あたりがキューンとなって溢れる涙をとめることができず大変でした。なんなんでしょうかこの幸福感は。上手く言葉にできません。

読む前は正直言って悪い意味で期待していたというか、これだけ皆さんが言うならどんな物か見てみよう寧ろ見てやろうくらいの意気込みで読ませて頂きました。なんて失礼な考え方だったのでしょうか、、深く反省してます。私はどちらかというと、しっかりと愛があるラブラブ物が好きでして、つまりはその先に身体の関係ありまくりなのが好みなのですが（笑）物の見事にやられました。なんなんですかね、この作品は。泣くと聞いて構えてても泣きました。何度見ても泣きました。こんなにもBLで泣くとは思ってるいませんでした。何をどう書けばこの作品の良さが伝わってくれるんでしょうか・・・泣くから良いとかではなく、純粋に作品として素晴らしいんですよね・・・。エロもありますが、その流れになってもそこにキュンキュンはしつつも、やはりそれ以外の面での受けへの愛が堪らないので、これエロがなくても大満足出来ますよ。エロはオマケってくらいです（笑）BLを見て”恋”がしたいと思ったのは初めてでした。素敵な作品に出会わせてくれてありがとうございました。

このシリーズ、順番に「恋の果て」まで読まないとダメ！だから（笑）始まりは本当に軽いかわいいお話だったのに、ここまでくるにつれ、なんと地に足ついた、切ない話になったものか。BL読んで泣いたの、ヨネダさん以来の二度目。本来あるべきの悩みや葛藤がきちんと描いてある。脇のキャラも良いし…語り尽くせず！とりあえず読んでみて。本当にオススメです。

１作目が面白かったので一気に全巻読んだのですが、受けのキャラ崩壊がひどすぎてダメでした。ゲイとして悩んでいても、自分からは何一つ行動しません。攻めときちんとコミュニケーションする気もなく、最後はまともにしゃべることさえできなくなってます。それと、忙しすぎた攻めがようやく会い来れた時に、社長が「どのツラ下げて」発言した事ですーっと冷めました。たいして戦力になってない部下が一人入院しただけで、二人分働かされてまったく休みがとれないような異常な労働環境なのに、社長こそ「どのツラ下げて」ですよ。攻めを試すったって、あれは社長が言う言葉じゃない。受けを持ち上げるためには無理がある展開にするしかなかったと思いますが、せっかくの渋キャラが受けに都合のいい親衛隊に成り下がっちゃいました。攻めは受けや会社から逃げた方が幸せになるだろうなとしか思えません。なぜ１作目のキャラを維持してくれなかったのか、本当に残念です。

とてもいいお話です。３巻一気に読んでいただきたいです。始めのコメディータッチがあったからこそ、後半につれてのゲイであることの後ろめたさ、生きにくさ、ノンケを引き込んでしまう恐怖と、女性へと心変わりしていまうかもしれない不安、将来失われる子宝や家族からの不理解など、この３冊にどしっと重く伸し掛ってきますが、なんといっても攻の高梨の大きな包容力、揺るぎない愛情がネガティヴ全開の受の徳永（ちー）が何度も何度も離れようとする機会をことごとく打ち破っていきます。また脇を固める同僚と社長の古谷さん（超ダンディー★）が最高のパフォーマンスを魅せます!! 普通の生活が最高の幸せ。それを日々のトラブルを乗り越えて手に入れて、続けていくことの素晴らしさが詰まっています。文句なし!! ★５のオススメです。

あまりにも高評価で大絶賛の方ばかりなのが不思議。私にはピンときませんでした。ここがすごく嫌！ってゆうとこも無い代わりにここがいい！というとこも全然無く。また読み返したいという気持ちが湧かないので、この評価です。