巨匠が子供のために丁寧に作った作品という感じ。大人が読んでも充分な読み応えがあります。

ミコちゃんと同い年の頃、連載をリアルタイムで読んでしました。小学生向けの雑誌に青年誌の絵柄がきて、当時すごく驚いたのを覚えています。ですがさすが巨匠、ちゃんと子供にわかるよう・そして子供向けと侮らない骨太な漫画で、次のお話が毎回楽しみでした。当時の自分の気持ちに寄り添ってくれた、大切な作品です。今回、当時買えなかったコミックスに電子版で初対面しました。色褪せない興奮や新たな発見があったり。子供だから突っ走れること・子供だからどうしようもないこと、そんな自由さや理不尽が真正面から描かれています。

霊能力？を使って人助けをする元気な小学生女子が主人公。色々あるけど、マトモな大人達に守られて、経験を重ねていくコドモ達。読後も明るい気持ちになれました。

霊感のある女の子が主人公のファンタジーコメディー漫画です。素朴な話が多いのですが、上手く纏めて描かれています。

実際にみこちゃんみたいな人がいたら沢山救われる人はいるのかなと思います。現実にもいてくれたらいいのになと思います。

んな感じの漫画を読みまくっていた子供時代を思い出しました。懐かしくて心温まる作品です。

古い作品なのでファッションやカルチャーに懐かしさ満点ですが、1話完結式で読み易いです。主人公の少女の心根が清くて癒されます。ところでこんなころからタワマンてあったんですね。

村上もとかさんの作品は、大好きで、いろいろなジャンルの本を読んでますが、このミコ・ヒミコもずいぶん昔に読んだ記憶があって、改めて読み直してみると、主人公を中心にした、周りのいろいろな人間模様がとてもすばらしく描いてあって、とてもやさしい気持ちになれます。この際、レンタでいろいろな昔見た本を探して読み直してみたいと思います。

まだ小学生なのに、他人の病んだ心を読めるのは凄いヘビーなのでは？その辺はヒロインのお母さんがやんわりと諭すのですが、当の御本人はどこ吹く風で何回も同じ事しています。大御所の子供向けの古い漫画なので懐かしく感じます。

主人公が霊視出来るという荒唐無稽な設定。だけど、人と人との繋がりや微妙な心の機微がリアル。1話1話爽やかな感動があります。村上もとかの他の作品が山あり谷ありの感動巨編のなか、これは気のきいた珠玉の小作品。でも小さなダイヤモンドの様な読了感がありました。主人公の卒業を最終話に持ってくるのも心憎い。それにしても、もとか作品の女性は必ず美人聡明な人が必ず出てくるね〜。この場合は主人公の母親。お決まりです(笑)