レビュー一覧

レビューが良かったし、年下攻めが読みたくて借りました。ラストはよかったのですが途中の展開が強引というか唐突だったり結局辛島先生側の描写（理由？）がなかったり…現実離れした展開もあります。主人公がお屋敷に引っ越しするところとかあり得なくて逆にちょっと笑っちゃいます。登場人物たちはみんな変人です。私には理解出来ない感覚の持ち主ばかりなので感情移入しづらかったけど、話自体は読み応えあって丁寧で面白かったです。ただノリも展開もかなり独特で、ところどころゴチャゴチャしてるので読む人を選ぶ作品かな？

絵が好きで借りたまではよかったのですが、内容は…。おじ受でももう少し描きようがあった気はするんですが今回は食指が動かないというかリバースな感じです。借りるならよほどこの描き手の方のファンでないと無理な気がします。

年下攻めが読みたくて買いましたが、アタリでした！親に捨てられ、周囲に疎んじられた過去から、性に対して歪んだ観念を持ってしまった御曹司の少年と、失望され捨てられるのを恐れるあまり、周囲の人間から逃げ出した家庭教師。お互いの存在によって、二人が変化していく様子が良く描かれていて良かったです。ラストは少々強引な感じもしましたが、そこはそれで。一話目でいきなり強姦されちゃってるのに、その後も全く隙だらけな辛島先生（バツイチ子持ち）がもうたまりませんw

高校生とカテキョのお話、まぁ世間知らずのお坊っちゃまの不幸な生い立ちゆえ捻じ曲がった恋愛観。陰気で自分がかわいいカテキョのおっさんは、なぜこの高校生に惚れたのか？よくわからなかった。

問題児っぽく登場させといて、おじさんカテキョに案外簡単に落ちて物足りない。もっともっと困らせてからでないとね。悪くはなかったけど、特に興味がそそがれなかった。

世間知らずのおぼっちゃんの凸型メンヘラ高校生×マイナス思考のうじうじ凹型メンヘラおじさんのダブルメンヘラCP。なんかもう鈴がツンとかいうレベル超えて我が儘だし傍若無人だし言動ガキだし、読んでてイラっとした。さらに受け止める側のおじさんが包容力見せるどころか自分までドツボに嵌まっててイラっとくる。そんなんで社会人やってけないだろー！というわけで、感情移入できないどころじゃなかったです。

超プラス思考とご自身のことを話す作者さんが、その反対のキャラを描いたらこうなったという本です。必要とされたい、捨てられたくない、愛してほしい。人に認められたい、でも幻滅されたり見放されたくない。自分の居場所を取られてしまった、憎らしい、でも見放せない。というような感じのキャラクターが中心で、子供らしからぬ年上受けの子供も出てきます。この方の他の作品を読んだことがないので分かりませんが、作者さんがプラス思考すぎる方（らしいので）でこういうキャラを書くにあたって悩んだ結果、キャラにせよ話にせよ、誇張しなくていいところを誇張した感じがするような。とくに年上受けのキャラがそのキャラクター性のせいですごい責任感のない大人になってるんですよね。それがちょっとなんかこう…えーーーってなりますが、攻めが殻を破って立ち上がった最後は良かったような。何かひとつとかではなく複数の何かのせいで評価を高くできない、でも何かがよくわからない。そんな本でした。

家庭環境が複雑な鈴の感情が不安定なことはまだ仕方ないこととして、辛島は仕事も家族も投げ出すような難アリの性格でかなりメンヘラ。それなら新しい仕事なんか探さないで無人島で自給自足でもしていればいいのに。妻も子も災難だな。タイトルの「雨色」に意味はあるの？

ツメが甘いところがあれど、全体的にみて内容は悪くはなかった。息子がちょっと聞き分けよすぎなのと、本人たちの都合よくうまくいきすぎてるところは否めない。もはや最後の方はメインより、純と氷室もくっつけばいいのに、と思った。

坊っちゃん×家庭教師。オヤジ受け。二人ともネガティブだけどボケていて、シリアスになり切らない。進行役のサブキャラやオヤジの息子含め、とにかく説明台詞が露骨。無駄に引き伸ばしてしいるようなテンポの悪さも気になる。オヤジ受けも作者さんのエッセイ漫画も好きだから残念。