レビュー一覧

実家に置いてきてしまったので、改めて買い直ししてます。鳥好きな人は、必見のマンガですよ！

まったくもって作品書き通りの本です。とりぱんという題と表紙に侮るなかれ、とりのなん子さんを取り巻く命あるもの全てが題材です。めちゃくちゃワイルドでクールなのに、四季を描いた風景と文字が優しくて優しくて。ある意味、都会で読んでいる自分が恥ずかしくなるような、損をしているような気持ちにもさせる作品です。とりぱん大図鑑という本では、実際の野鳥写真と共に、それぞれの生態を紹介しています。とりのなん子さんの鳥絵と見比べると楽しいですよ〜。

出てくる鳥はもちろん、動物もみんな可愛い！実物は苦手ですが、虫まで可愛いです。あと、おかあさん面白い！さりげなく自然の厳しさも描かれていて、大好きな作品です。

連載開始以来、一度も休まず７００回越えはすごい。これからもずっと続いてほしいです。

どこがどう面白いとか特別良いとかいうわけではないんだけど（でてくる動物はもちろん可愛いですよ）、いつのまにかハマっている、気がついたらどんどん読み進めている、そんな漫画です。

微笑ましくはあるけれど。野鳥、野生動物に餌を与えていいのかという疑問が。実際、作者さんの餌場に完全に依存しているような鳥も少なくないようですし。

本当は自然って身近にあるんだろうなあ。見てないだけだったんだろうなあ、と思いました。庭じゃなくてもちょっと緑の多い公園とかで、鳥の鳴き声や名前がわかったら楽しいだろうなあ〜。あと、雪があまり降らない地方なので、雪に対する描写が面白かったです。

他の方も書いていましたが、最初の５巻くらいまで、とても勢いがあって毎回ワクワクして読んでいました。かといって、６巻から面白くないのかって言ったら、私は違うと思ってます。生き物を主体として、作者の独自の視点で物語は展開していて、楽しく読めます。ほのぼのしながら、時にシュールに描かれる世界が私は大好きです。自然が好きで、いつも観察していると気がつく世界。それは身近に有ながら、忙しく動き回る人にはただの景色となってしまうものかもしれない。こんな世界や視点、思いがあるだよって多くの人には知って欲しいかな。どの巻から読んでも楽しいから読んでみて(笑)。

ほっこりほのぼの、鳥さんとの日常が描かれていて小学生の息子とどハマりしてます。クスッと笑えたり、ワハハと笑えたり。なんだか切なかったり。作者さん繊細だなあと思っています。疲れて荒んだ心を優しく癒してくれます。自分は自分でいいんだっていうのと自然の中に生きてるよねえと思うからいいのかなあ野鳥観察してみたいなあ。なかなか難しいけどいつかは。なんて思う。

ほのぼのふんわりですが、やってることは、実はいけないことなのでは?