レビュー一覧

魅力的なキャラクター、綺麗な絵、良いアングル、ぐっとくるアングル。読後それぞれの話の続きが気になり、想像することで二度美味しい。宝石の国はあまり惹かれないけど、もう一冊の短編も購入しようと思います。

ストーリーは好きなのですが、私がトライポフォビア（ぶつぶつ恐怖症）なので、最後の3つめの作品はちょっとゾワゾワしました。ストーリーは好きなんです。絵が…最後の作品の絵だけが見れないです…トライポフォビアの方は、最後の作品は注意して読むほうがいいかもしれません。

単行本持ってますが、自分的には10年に一人の物凄いヒットでした。世界観と感性がぶっちぎりに飛び抜けてます。絵柄も合ってます。こんなにお勧めな作品他にはナイです☆

兄弟愛のお話なのですが禁断の恋、という感じではなく、さらりとしていて美しく、儚く、読んだ後心に残ります。市川春子さんらしい芸術に近い作品だなあと思いました

独特で、とてもきらきらした世界観。少し痛々しくもあり、それでいて甘くもあり、なんか中毒みたいに惹きつけられる。

心がぎゅっとします。大事なものを大切にしたい人におすすめです。

ごくごくサラリと始まるのですが、或るセリフだったり或るシーンだったりで突如市川春子さんの世界にぐにゃりと惹きこまれてしまいます。これが結構クセになってしまって、ハマるとかなり心地よく浸れます。作品全体にガラスのスノードームを覗いている様な透明感があり、繊細で無駄がない描線がとにかく美しい。あくまで私見ですが、稲垣足穂や宮沢賢治の世界観や、高野文子さんの豊かな描線を彷彿とさせます。図書館で古い博物誌の図録を眺めている様な感覚になります。深海だったり宇宙だったり、自分とは少し距離がある世界に浸りたい方にはオススメです。

美しさと奇怪さと優しさと哀しさと。鬼才の描く唯一無二の世界ですね。

幸福の形がいびつすぎて、果てしなく愛おしい。根っこの部分にあった問題が知らずに解決してるような感じです。

宝石の国で作者の方を知り、こちらも購入。不思議で切なさもあり、購入して良かったです。宝石の国が好きな方には、ささる作品だと思います。