レンタル56万冊以上、購入149万冊以上配信中!
よかった。最後がすばらしかった。主人公に入れ込みすぎてストーリーをだめにするマンガも数多い中、よくぞ、やってくれました。朝日は、陸郎を守ろうとして、雪之丞を選んだのでしょうか。夫婦の夜の生活や、半年もあれば子ども作ってもいいんじゃないかと思うんだけど、それはなくリアルに欠けてますが、おかげで純愛ファンタジーになってると思います。あのクライマックスに向かってすべてのエピソードが収れんされていくのが納得できます。どなたかもレビューで言ってたように、映画向きで泣けるいいお話です。主人公に入れ込んだ分、どうして?と思う方があるのも無理ないですが、主人公に心残りはなく、読後感は清々しいです。こんな作品が生まれているとは・・・いやー、すばらしい。
不思議は人の側に寄り添うようにぽっかりとその口を開けていて、それに飲み込まれるも避けるのも運次第とも言えるけれど、予め決められた運命であるとも言える。抗うには代償が必要で、願いを叶えるのにも代償が。巡り巡って何処に行き着いたのか、そんなことを考えさせられました。
絵が可愛くて最初はほのぼのと読んでいたのですが、途中から切なくて最後は壮絶な終わり方でした。だからと言って私としては後味は悪くなく、ただ切なさが残りました。悲恋、悲しいともいえる最後かもしれませんが、独特な世界観がとてもよかったです。
良くも悪くも、切ない話でした。せっかく育てた愛情の行く先が後悔だらけなんて悲しすぎる。
初めは淡々と、ほのぼのとした感じなのに途中からどんどん物語が加速し、壮絶なストーリーに。3巻は怖さと切なさで、泣いてしまいました。途中にはさまる夫婦の初々しいやり取りも良いです。バッドエンドだとは私は思いません。民間伝承を扱っているのは百鬼夜行抄っぽいなぁと思っていたけど、百鬼よりずっと濃くて怖い。ただひとつだけ気になったのは、肝心はなりんごが明らかに明治以降に日本に入って来たりんごなこと。矛盾とまではいいませんが、アレ?となります。なので満点にしませんでしたけど、ほんとは☆4つ半くらいの気持ちです。
「事件」が起こるまでにもう少し奥さんと絆を深める描写がほしかったかな。「事件」以降の愛情の深まる描写は十分なんだけど。唐突に執着しだしてどうしたのとちょっとびっくりしてしまった。
かつての日本では、この物語のようにカミ(自然)と人々が共に暮らしていた。厳しさや残酷さを受け入れながら人々は淡々と生きていたのだと思う。現代は、欲しいモノは手軽に手に入るし交通も便利になった。便利にはなったけど心のゆとりや豊さは無くしてしまっているように感じる。便利さは、本当の豊さとは違うかも・・・・・と考えている。そんなことを考えるきっかけの作品になりました。
<現代のイザナギ、イザナミ神話、あるいはオルフェウス物語> 全巻、読み終えて思ったのは、この物語は「現代版のイザナギ、イザナミ神話」、あるいは「オルフェウスとエウリディケの物語」(ギリシア神話))かな?ということです。 人間の理解を超えた超自然的存在(神?)と生身の人間の相克。そして、人間にしてみれば、不条理で、どうすることもできない運命。 しかし、それが自然の摂理というものかも? 朝日が食べた禁忌のリンゴは、きっと、黄泉の国の食物で、食べたら最後、現世の存在ではなくなってしまうものかも。 作者の田中相さんは、本作を描かれるにあたり、民話をかなり勉強されたとのことですが、「イザナギ、イザナミ神話」や「「オルフェウスとエウリディケの物語も、かなり意識している感じがします。 副題として、都会と田舎、近代と封建、理性と因習の対立軸、いわゆる「文明の衝突」の問題提起もあるかも。これは、ゴールズワージイの「林檎の木」を少し彷彿させます。りんご繋がりということもあるのでしょうけど。 とまれ、良質の「リンゴ・ワイン」のように、爽やかで抒情的な名作です。 文化庁メディア芸術祭で「マンガ部門新人賞」に輝いているのも納得です。 個人的には、(1)実写ドラマを作って欲しい(配役は、みなさんも考えてみてください。)、(2)英語版も作って世界に、日本の美しい原風景的ドラマを伝えて欲しい、とか思う次第です。
何度も読み返したくなる作品でした!面白かったです!
オチまでは雰囲気もよくすごく面白かったんですが、その分オチのふわっと感が、わたしにはあまり(;´Д`)うん、うん、のところまですごく好きなんですが…主人公が受け入れすぎてるような気がして、だったらもっと身近に感じているさまだとか、信じている顔だとか、そういうのが見たかったですかね…?
レビューを表示する
よかった。最後がすばらしかった。主人公に入れ込みすぎてストーリーをだめにするマンガも数多い中、よくぞ、やってくれました。朝日は、陸郎を守ろうとして、雪之丞を選んだのでしょうか。夫婦の夜の生活や、半年もあれば子ども作ってもいいんじゃないかと思うんだけど、それはなくリアルに欠けてますが、おかげで純愛ファンタジーになってると思います。あのクライマックスに向かってすべてのエピソードが収れんされていくのが納得できます。どなたかもレビューで言ってたように、映画向きで泣けるいいお話です。主人公に入れ込んだ分、どうして?と思う方があるのも無理ないですが、主人公に心残りはなく、読後感は清々しいです。こんな作品が生まれているとは・・・いやー、すばらしい。