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レビュー一覧

漫画『千年万年りんごの子』

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総合評価
5点
4.1
(163)
5点 5 81
4点 4 44
3点 3 24
2点 2 8
1点 1 6

※すべてのレビューが表示されていますので、Renta!で購入していないレビューも含まれています。

2015-02-07
評価点
5
なさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
友達に猛プッシュされて製品版を読破しました。絵が好みじゃないし、時代背景古そうだし、東北のつつましやかな人々のヒューマンドラマか?興味ないなぁ、と最初は思ったのですが、途中から「なんだコレは!」と衝撃の嵐。ページをめくるのやめられませんでした。そも、神は善良であると人はなぜ思い込んだ?古代日本には神があまたいて、荒ぶる神も恐ろしい神もいたのではなかったか?恩恵とは?悲哀とは?生とは?死とは?。。。ファンタジーであり、ホラーでもあり、胸に迫るラブストーリーでもあり、でも本質は、死生観を考えさせられる深い深い物語でした。祝福の業火、という究極の表現に唸ります。古い田舎に残る因習の話、と陳腐な解釈は決してせず、じっくりと読み込んでほしい作品です。
2015-02-12
評価点
3
Yukaさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
1巻無料で読んでみたら続きが気になって気になって、、、でも3巻(最終巻)に正直ガッカリしました。ええっ、こんな終わり方!?って。主人公もヒロインも可哀想すぎるというか、もっと深く繋がった部分を見たかったというか、、、主人公は最後に人間らしく感情的になり行動を起こすのにヒロインはずっと達観しっぱなしで主人公を遠ざける感じが、なんか納得いきません。絵(風景など)は綺麗なんですが人物はイマイチです。感情移入して読める漫画ではありません。終わり方については人によって捉え方が変わるかもしれませんが、個人的には後味の悪いバッドエンドです。(2、3巻で)10チケットは勿体無かった、というのが読後の感想です。無期限ですが後味の悪さに読み返す気も起きません。
2015-02-07
評価点
5
魚介パンさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
これは…凄まじい。愛らしい絵柄で、のほほんと牧歌的な物語なのかと思いきや、まさかこういうレベルの物語を漫画で描くとは思わなかった。練られたストーリー、構成、全3巻とも思えない重厚な物語。捨て子として生きてきた雪之丞、青森のりんご農家で入り婿が欲しい朝日。お互い特別な思い入れがあるわけではなく、条件があったからするだけの結婚。それでも二人穏やかに暮らしていたが、ある日、ほんの思いやりから雪之丞は知らずしてりんご村の禁忌を犯してしまう。最初からすべてを諦め自分の感情を殺して生きてきた雪之丞が、人生でただ一人、愛する妻のために、神をも畏れずに孤高の闘いを挑む。神は与え、そして奪う。そうだ、もともと神は畏れる対象であったのだと、改めて思わせられる作品。
2015-06-06
評価点
2
rrroさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
「この話先が読めない!どうなるんだーーー!!」と、最後までぐいぐい引きつけて置いて落とす。救いが無いひでえ話でした。後味最悪です。
2015-12-28
評価点
5
さとさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
このお話の「救いが無い」「ハッピーエンドじゃない」とは誰にとってでしょうか?他の方のレビューを読んでいて思いました。死生観や宗教観が問われる作品ですが、シンプルにラブストーリーとして、こんなに美しいものはないと感じました。わたしはこの物語に出てくるおぼすな様とはまた別の「神様」と呼べる存在を感じました。朝日におぼすな様がついていたのなら、雪之丞にも誰かがついていたとしか思えない(それは作者だとは安直に言いたくない…)。フィクションなのは分かっていますが、キャラクターが命を吹き込まれ、考え、行動し、愛し、生きているのを見て「救いの無い話」と掃いて捨てるような希薄なものは感じません。この二人ならこうしただろう、という説得力においてもこの物語は抜きん出ています。そして描写力が本当に素晴らしい。表紙のカラーも美しいですし、線だけで見てもとても満足です。初めて借りてから何度も読み返しています。同じように感じる人が一人でも増えるといいなと思い、レビューを書きました。わたしにとって大切な作品になりました。
2015-02-18
評価点
5
抹茶さん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
最後の巻は泣いてしまった。ハッピーエンドではない(いや、これはハッピーエンドか…)が、奥が深い。言葉に出したいけど、出てこない。感動の涙ではない。とても切ない涙だった。そう、物語全体が、人の足掻く姿が、本当に切ない。いい作品だった。1巻を読んで、興味があるなら、是非最後まで読んで欲しい。きっと何か心に残るはず。
2016-05-07
評価点
1
aliceさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
色々伏線を張りながら何も回収されない物語かな。おぼすな様は何の神で、何のために生贄を求めるの。リンゴを食べさせるシステムは誰が考え出したの。もし誰も食べなかったらどうなるの。生贄の娘は何故に人の嫁なの、独身じゃダメなの。生贄は人の嫁のくせに罰としての生贄は子供なのはどういう訳。生贄の嫁はなんで子供化しないといけないの。ひと枝につき子供一人の命が引き換えなのに今回は計算が合わんよ。おぼすな様に会うために火までつけて大火傷までおっていながら結局会えてないよね。この物語は最初からこの状態で終わる物語だったのでしょうか。何をしたところで自分達の運命を変えることは出来なかったけど、未来につなげる働きはしました。という部分については、物語の主題なのでこれで良いんだと思います。しかし、謎というか伏線はちゃんと回収して欲しかったです。
2015-02-06
評価点
4
マリさん
Renta!で購入済み
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蟲師「重い実」に似た話。豊穣をもたらす代わりにイケニエの花嫁を強いる土地神。うっかりミスで妻を人身御供契約させてしまった主人公が神と戦う話。神との契約、「百鬼夜行抄」の民俗信仰ネタ、辺りが好きな人には面白いと思う。・・・ただ、本格始動が145ページ辺りと遅いのが難点。
2015-02-18
評価点
5
ニコさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
あぁ、なんというか、表現するのが難しいのですが、個人的にはとても心に残る作品になりました。ファンタジーと言ってしまえばそれまでなのですが、何ともやるせなく、切なく、恐ろしい、愛情溢れるお話でした。得るものがあり、失うものもあり、人はそうやって生きていかねばならないのだなぁとうんざりするような気持ちにもなりました。ある種、ではありますが、ハッピーエンドと言える終わり方ではなかろうかと思います。実写で映画にしてほしいな、と始めて思いました。
2015-02-16
評価点
5
もちっこさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
うわ…泣きました。とても美しい物語です。まだ始まったばかりと思われる所で終わっていますので、物足りない人も居るかも知れませんが、だからこそ美しいと思いました。お勧めです。