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レビュー一覧
悪女(わる)
4.3
141件
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- 未購入レビューは星の評価（★）の対象外となります。
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tibiさん
5
2022-04-18とても懐かしい作品です。国際社会における日本経済のプレゼンスは地に落ち、お茶くみコピー取りの腰掛けOLや寿退職も死語になり、男性がこのマンガほど大っぴらに「女なんて」と言うことも（内心はともあれ）道端に煙草の吸殻を投げ捨てることもほとんどなくなった現代からすればびっくりするほど昔の話。にも関わらず主人公の元気さと、相手を攻略するより自分の価値を高めることを優先する純粋な恋心は、少しも古くなっていません。古いな、長いなと思われるかもしれませんがドラマをきっかけに手にした方も、できれば最後まで読んでいただきたいと思います。
Renta!で購入済み -
かなさん
5
2019-07-02
高校生の時に読んだんですが、その当時はただ面白い主人公だな、というのとこんな風にトントンと出世をしてみたいなと思いながら読んでいました。大人になった今、まりりんみたいになるのはすごく大変だということと、上手くいかないことの方が多くて人間関係もどうしたらいいのかいろんなことで悩む自分がいます。けれど頑張ればそれを認めてくれる人がいることもいて、まりりんみたいにはなれないけど世の中いいこともあるなとつくづく思います。内容については時代背景は今と全然違いますが、女性にとっての仕事とは、働き方とはを考えさせられるマンガだと思います。この時代よりは今の方が女性にとって仕事しやすい環境かな。主人公が能天気にみえて好き嫌いが別れるとは思いますが、けれど一生懸命どうにかしようとする姿は勇気をくれます。挫けそうになったり辛くなったりした時にこれを読めば、少しだけスッキリするかもしれません。落ち込みがちな方にオススメします。
Renta!で購入済み -
やまさん
5
2017-11-08
すごく面白いです！まだ16巻までしか読んでいませんが、仕事観が揺さぶられます。まりりんのストーリーは、側から見ると出来の悪いコネ入社の新入社員が運だけでトントン出世しているようで、実際に職場にこんな奴がいたら本当に鼻に付くと思うので、まりりんに噛み付く人たちにもすごく共感できてしまう。でも、日本社会ではあまりにも仕事、会社、サラリーマンというものが神聖視されすぎていますし、現代よりもこの作品が連載されていた頃の方がその傾向は強かっただろうと思います。そのなかで、好きな人に胸を張って会いに行くという目標のために、ある意味会社を利用し出世を目指すまりりんのフワフワ加減が妙に心地いいです。まりりんの天然ぽいけど実は本質を見ていて結構したたかなところが大好き。頭フワフワすぎて一回痛い目見ろと思うこともありますが、痛い目に合わせようとする人たちをまりりんがこれまたフワ〜っとかわすところを見ると、なんとなく許せてしまう。長くじっくり付き合いたい作品です。
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絵柄も古く、服装や言葉も一昔前ですが、お話が面白すぎて引き込まれました。出来の悪い一般職OLの田中まりりんが、憧れの人に胸を張って会いたい一心で努力をし、周囲の人を変え、根深い会社の問題に果敢に挑戦し解決していきます。あらすじだけ読むとよくある「頑張る女性もの」に聞こえますが、設定や構成に説得力があり、主人公も周りの人たちも善人も悪人も応援したくなるヒューマンドラマでした。今から30年余り前に始まった連載のようですが、女性の働き方や社会での女性の立場や悩み、生き方の描き方は今でもとても共感できます。仕事で諦めたり、腐ったときに読むと勇気が出ます。とてもいいです。