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レビュー一覧

総合評価
5点
3.7
(3)
5点 5 1
4点 4 1
3点 3 0
2点 2 1
1点 1 0

※すべてのレビューが表示されていますので、Renta!で購入していないレビューも含まれています。

2016-10-11
評価点
2
カンシュケルさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
犬神で有名な外薗昌也氏の作品。主人公である的場邦彦が、2年前に失踪した女流詩人・麻間冴子が異常な状態で映りこんだビデオの発見を機に、冴子の消息と異常な映像の事実を知るためアリゾナへ飛んで、ゴドーという謎の男と出会い、不思議な超常現象に晒されることから物語りは始まりますが・・・。内容は現在の発展した科学技術や文明に汚染された世界をネイティブアメリカンであり、精霊を信仰するゴドーが精霊に導かれて巨大化(理由は語られます)した冴子やそれらの力による超常現象を用いて今の文明を滅ぼして自然回帰させようとする。主人公である的場はゴドーと同じくワイズマンの力をもちながらそれに抗う立場というお話です。タイトルのワイズマンというものはそういう精霊を信仰してその力を操る事ができる者の事を言うようです。なのですが・・・全4巻と短い為、元々ネイティブアメリカンであるゴドーはともかく、なぜ冴子が導かれたのか?なぜ的場の元恋人である葉子が冴子と対になるキーマンなのか?さらに主人公である的場になぜワイズマンの資質があるのか?等、掘り下げられておらずわからないまま、漠然と実はこうだった!ああだった!と登場する精霊やゴドーに教えられて話が進みます。最終的に的場はアリゾナでの出来事から得たワイズマンの力を受け入れつつゴドーと戦って最終的に生き残り、彼の力も取り込んで世界の革変を待つ・・・という所で話が終わります。とにかく読者があらすじを読んで気になったであろう様々な謎や、最終的な物語の着地点ははっきりしないまま説明されず終わります。主人公の的場も結局、今ある文明を守りたいのか?そうでないのか?もはっきりしません。この作品は作者である外薗昌也の作画を楽しむ作品だと仰ってる方がいましたが、まさしくそうだと思います。不可思議な超常現象や異常な状態が、今ある私達の現実に突然流れ込んできたらどうなるのか?そういう状況の作画が書きたかっただけのような気がします。内容を期待すると少々期待が外れ、よほどの外薗昌也氏の絵のファンでもない限りは5チケット×4は高すぎるという事から人をかなり選ぶということで星2です。正直この方の作品を純粋に漫画として楽しむなら他作品のほうをオススメします。
2018-04-30
評価点
5
toneiさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
20年以上前に購入しました。普通の現代人が精霊という存在に出会った時、どう受け入れたら良いのか…ネイティブ・アメリカンも絡んで、とても大好きな作品です。外薗氏は昔は竜や魔法なファンタジー系も描かれていて、このワイズマンの途中から今の絵柄に変わった気がします。最近グロ系が多いのですがこの頃のような現代ファンタジーもまた読みたいですね。思い出補正がないと厳しいかもしれませんが、寄生獣とか好きな方なら読めるかも、しれません(私が好きなだけですが^^;)
2020-07-28
評価点
4
こまさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
文明社会に生きる主人公の価値観が自分と重なって、グイグイのめり込みました。途中から超人になりすぎて自分からかけ離れるのですが…それでも、自分の知らない世界が存在しうるかもなと思わせる迫力があるのは、外薗先生がマニアックな古代呪術の文献を読み込まれ、心血を注いで漫画をつくられたからなのでしょう。コロナの時代ですから、『生き方を変える』というキーワードも心に掛かります。