レビュー一覧

ヒロインのタリーがとっても勇気と正義感に溢れるチャーミングな女性です。そんな彼女が１０年近く片思いしている相手は、スキャンダルを恐れつつヒロインを守る弁護士。彼には州知事選に立候補するという野望があり、選挙に有利になりそうな家柄の女性（この人も性格が良い）と結婚を前提につきあっていて、ヒロインは身を引こう決心しますが･･･。　とにかくヒロインがトラブルの渦中に飛び込んでいくので、初っぱなからドキドキさせられます。敵も多い。でもとっても美人で魅力的。私は切ない展開が大好きなので、できればヒロインにはヒーローが半狂乱になるほど身を引いていただきたかったんですが、そこら辺は自分に正直な人達なので、さっくり気持ちを切り替えてラブラブになってました。それもイイか。と思わせるあっさりテイストの波瀾万丈ラブストーリーです。ヒーローも性格が良いので、読後感は「めでたしめでたし^^」です。

うーん。今一つ。主人公が、別の人とつきあったりと、そんな展開がほしかった。

ヒロインのハートが最高に綺麗！！みんながファンになっちゃうの、わかります！弁護士との組み合わせも面白いです。聡明、知的なキャラクターが多くて、良かったです。この作家さんのお話が好きです。次回作も楽しみです。

とても正義感が強いヒロイン。その為にヒーローに迷惑をかけてしまっていますが、ちぐはぐながらも互いに大切に想っているストーリー展開がよかったです。

原作は『愛にさすらう』(今のところ未コミック化)、『天使が生まれた日』(暮林せな先生がコミック化しています)の続編です。話は後半主人公たちが命を狙われる展開はあるものの恋愛方面では前作に比べると良くも悪くも波風のない普通のラブストーリーです。ただヒロインが町中の人気者という設定に無理を感じさせない魅力的なキャラクターでしたし(敵が多いのも納得だけど)、ヒーローも弟と違って(苦笑)基本いい人で前作よりはストレスなく読めました。各キャラの外見も基本原作でのイメージ通りでその点でも良かったです。なお続編として今作ヒロインの3人の兄たちが今作に出てきた女性たち(シーラ、スーザン、ドナ)とそれぞれカップルになる『親愛なる者へ』シリーズ(夏生恒先生がコミック化しています)があります。

「天使が生まれた日」のお兄さんがヒーローのお話なんですね。作者が違うので雰囲気が全く違います。ちょっと無謀だけど正義感にあふれたヒロインなので弁護士のヒーローにちょいちょい迷惑をかけます。ヒロインを想っているのに自分と家の野望の為に切り離そうとするヒーローだけど、やっぱりムリなんですね〜。ヒロインも自分がいてはとヒーローから離れますがムリ。ソロモンがとても上手に描かれていて素敵でした。

スキャンダルというか、ヒロインは正義感の塊ですね。知事に立候補なら上手く使えば凄い戦略となると思うが………。のちにそうなるけど。自分の気持ちに気付いてないからか、ヒーローがちょっとずるそうでイヤな感じでした。迷惑で自分の将来に邪魔者なら弟の言うように、他の誰かに任せるべき、でもデキないのよね。

手の平を返したようなヒーローの態度に納得がいきません。

なんだかんだお似合いの二人です。正義感の強さはどっこいです。無敵のヒーロー&ヒロインですね。

口ばっかりの善人ぶったハリボテでない所が凄いヒロインと、彼女の通った跡に残される面倒事を片付けるのが習慣化したヒーローという、凸凹コンビでありながら大変にお似合いな二人のお話です。ヒロインの正義感は本物で、行動力もあり、しかも明るい美人さんと、ちょっと危なっかしいものの、町の正義の味方的な人気者。対して、下手するとスノッブで嫌味な男になるであろうヒーローは、彼女との付き合いのお蔭で、町の大多数の人々（=有権者）の目線と同じ所に立てているのを、無意識にわざと気付かないようにしています。本当は、反面教師とする父親のようにならない為のワクチンがヒロインであって、彼こそがヒロインに依存している関係なのを、本人達だけが理解していません。互いを好きだと認めた後も、慎重な進み方を選択してしまうヒーローを一変させる大事件は読んで頂くとして、私としては助演女優賞をヒーローの「理想的妻候補」のドナに、助演男優賞を犬のソロモンに進呈したいと思います。特にソロモン、最後に空気を読んだ君はスゴイよ！（笑）