レビュー一覧

すげーウザい、けど嫌いじゃない、羅剛むさ苦しすぎるだろぉその愛し方は(笑)しかもどんだけ暴君やねん。冴紗は純粋培養通り越して天然記念物状態で意外にも男気もある、見目麗しいのに心がまっさらで女容赦なんだけどそれで女子じゃダメだったと思う、男だからこそ価値がある感じ？お代官様口調(←これマジメに笑えます。)なのに中世のヨーロッパを彷彿させる設定とファンタジックな要素とが驚くぐらい上手くミックスされてます。まだ一作目でどんだけ羅剛と冴紗が鬱陶しいか(笑)のご披露のみですが、この呆れちゃうくらい逸脱しちゃった感が結構好きです。ハーレクインで昼メロ、くどいのに病みつきになるよーな魅力あり。あれ、全体的に褒めてますよ？(笑)

独特の世界観の物語で不思議な魅力で惹きつけられます。このシリーズにハマリにハマり、こちらで無いぶんのその後の続編をすべて購入してしまうほどでした。「愛いのう」とかエロイ爺様のようなしゃべりのらごう王（攻）ですがなぜか非常にカッコイイ(笑)受けのさしゃ様は完全に浮世離れしています。お互いがお互いを愛しすぎてて本当に暑苦しいのですが読後は幸せな気持ちになれます。ふたりともピントがずれてて本人達は大真面目なのになぜか笑いを誘う場面も多々あり、そういった意味でも強烈ですが変わった口調とともにクセになります…シリーズを追うごとにどんどん好きになっていく出会えて良かった、と思える作品でした。

偶然他所で見かけたこの作品のレビューがどれもおもしろくて気になっていました。攻めと受け(特に攻め)に呆れきった様子なのに、不思議と攻めと受けに対する好感を捨てきれないような少し奇妙なレビューの数々、自分でこの本を読んでみて納得しました。 規模がやたらと大きな、バカップルの騒動のお話です。規模がでかすぎるが故の登場人物の切ない心情も理解はできるのですが、読み終えた感想としては「勝手にやってろバカップル」の一言につきます。でもこの、攻めと受けのお互い以外まったく見えてない感じがすっごくイイんです。癖になります。 馴染みのない文体でしたが、違和感はなかった、というより、寧ろ物語に入り込みやすくて助かりました。

高評価のレビューに期待しすぎた私も悪いのですが、表現方法が稚拙で残念でした。物語も終始ご都合主義で、すれ違いの描写がだるいと感じるのは初めてでした。すれ違いはどうしてすれ違っているのかが分からないからだんだん感動が一際大きくなるのに、物語はじめで全てがわかってしまい残念でした。会話の表現や感情の表現が陳腐で、主人公が健気ではなくこじらせにこじらせた被害妄想の押し付けがひどく、内容から辻褄が合うようにこの性格になりましたなんて思えず、ただ残念。天然じゃなくて短絡的すぎて残念でした。世界観も飛竜とか出てきながら、そこまでいい点がなく。星見の名付け方はもう少し捻った方がいいな…とストーリーに集中できず、途中から添削したくなりました。

噂通りのラブラブバカップル！好きすぎて大暴走する俺様王様×好きすぎて違う方向に大真面目に暴走する神官様。面白いくらいにこじれてます。落ち着いて！二人とも！両思いなんだから！っと突っ込みどころ満載なのですが、すれ違えばすれ違うほど切なさ倍増で、ようやく心身ともに結ばれて幸せいっぱいな二人に私もニヤニヤがとまりませんでした。春爛漫な気分(笑)。設定や脇役は簡潔にすっ飛ばされてる分、二人の心理描写はくどく濃厚に描かれていて、古くさい言葉遣いや表現がエロチック。けれど、二人は純粋で一途で大真面目。癖になりますね。

誉めてないけど嫌いきれない微妙な感じのレビューの数々に興味をひかれて購入しましたが、自分は惨敗でした。もう読み通すのが苦痛で仕方なかったです。キレて暴れる攻めも大概ですが、むしろ受けが、それが許される立場でありしないといけない場面でも、意思表示しなさすぎの、説明責任放棄しすぎです。ただただ泣くだけで誤解を故意にひき起こしてるとしか思えない。一片の切なさも無くひたすらイライラだけが募りました。

レビューどおり癖はあるけど面白かったです。でも、レビューどおりウザいし中だるみも感じる。のですがハマってしまうと妙な中毒性があるかもです。この作者さんの作品全般に言えるかもしれませんけど。

★をつけるのが難しい。まず気になるのが、イラストと文章で感じる羅剛のギャップ。イラストでは『シュ』っとしているように見えるのですが‥‥‥文章中のしゃべり言葉が中年スケベジジイのような感じが拭えません。古代（？）や厳荘っぽい雰囲気を出すために、現代風のしゃべり言葉ではないのは、わかるのですが表紙以外にもちょいちょい挿絵が入るので、それが気になりました。シリーズでは、それぞれ何かしら事件が起こるのですが、起こってしまった事案に対しての回収が、ぬるい。というか、ご都合主義的に解決します。まぁ、王とか神とか絶対的ものを主人公にした時点でそうなってしまうのもわかるのですが、もうちょっと、なんとかならんかったか‥‥‥‥と思いながらも、次々とシリーズ本に手を出させてしまう作品でした。

攻めの王がとんでもない暴君だなあと最後まで読めるかしらと心配してましたが、話が進めば進むほど気の毒になってくる不思議さ。受けの天然ぶりというか、勘違いと思い込みでてんやわんやです。いたしてる最中の言葉選びもギャグすれすれで面白かったと言っては失礼なのかもしれないけど、なかなか強烈なクセがあるキャラ達でした。ところで和基はアレで納得したんだろうか？今後も絡んでくるのかな？楽しみです。

結末は予想通り…だけど、思った以上に王がお子ちゃまで、神官もウジウジでした。二人ともちゃんと口に出して言おうよ(^_^;)