レビュー一覧

雪夜叉の面は恐かった。犯人ミスらしいミスはしなかったし明智を出し抜いたのは歴代でもトップレベルの強敵犯人だと思う。

ちょっと現実離れした、壮大なトリックでしたが、安定の面白さでした。

豪快、大胆なトリックと、舞台となった雪に覆われた邸宅の雰囲気が印象的です。金田一作品はどれも、後からちゃんと思い出せる印象強さがすごいと思います。

雪と氷に閉ざされた邸宅、カメラの中で起きた「不可能犯罪」。不揃いなパズルのピースが、金田一の頭脳の中でピタリと組み立てられた時、想像を絶する事件のからくりが現れる。出来れば事件の中に出現する「謎」をメモるとより面白いかも。金田一になった積もりで考えて下さい。これはトリック好きにはこたえられない作品です。ストーリーはちょっと…美由紀が殆ど出番がなく、速水怜香と明智警視のキャラが定まっていないので★３つ !!

初期の金田一シリーズ。トリックに雪国マインドならではのものがあり、なかなか気づきにくい。雪国の人に聞くと、軽い物ならいけると思うが、本来ならもう少し工夫するとのことだった。

堂本剛さん主演のドラマでもありました。とても面白いです。

犯人の心情描写がリアルでゾッとした。しかしあんな短時間で氷の橋を作れるのか疑問に思う。きっと復讐のために何年もかけて練習したんだろうなと想像したら、犯人の執念を感じた。

欲に塗れた人間、憎しみに囚われた人間が一番怖い。1人の母親を雪夜叉に変えたのも、幼い少女を殺人に駆り立てたのもやはり冷たい、欲に塗れた大人達。復讐を果たしてもなお母が死んだ時の悪夢を見るというのがひたすら哀れ。一体どうすればよかったのか。

TV局のバイトとして、雪深い寒村を訪れた金田一。。夜叉の哀しい過去が明らかになります。犯人が分かった後はひたすら悲しい。そして懐かしい漫画です。

被害者(加害者)が可哀想…。金田一少年の事件簿は犯人死にがちだから死ななくて良かった。