レビュー一覧

食べることは、生きること。最愛の妻/母を亡くした父娘の、再生の物語です。って書いたらなんだか重厚ですが、つむぎちゃんはかわいいし、おとさんは頑張ってるけどちょっと頼りないのがまた愛らしいし、料理指南の役どころの小鳥ちゃんが、料理ができるようなできないような、なんだかそれぞれちょっとちぐはぐで、可笑しくも愛すべき作品です。人物の機微の描写の細やかさ、出てくる料理の描写も秀逸で、うらやましくなるほどのできばえ。心暖まる秀作です。

家族愛とかそういうのを考慮しても好きになれない作品。まず、つむぎちゃんが雑すぎる(ただうるさい。なんか病気？って思うくらい)。そして、ショップカードをもらったからって定休日って言ってるのに、その店に行く神経がわからない。しかも学校の先生なのに。そんなに切羽詰まったの？急に？ってどんどんほつれを探してしまいそうな作品。なので途中でやめました。。

つむぎちゃんが可愛いらしいです。が、全体的に薄っぺら(絵も設定も人間味も)で、登場人物の誰にも感情を揺さぶられなかったので１巻で読むのを諦めました。 感動的なことや良いことを言っているのに、その背景がしっかりと描かれていないせいで伝わってこなかったり。 本当にこんな境遇だったらこんな風にはならない、って箇所が目に付いてシラけてくる。とても人気がある作品、との事なので私の嗜好と合わなかったということですね。すみません。

最近グルメ漫画というかレシピ漫画がすごく増えてきたので、また流行にのった漫画の１つだと思い、お試しで読んでみました。元々作家さんはBLを描かれており、絵が上手なのは知っていましたが…話が面白い。妻に先立たれた夫とその娘が、小料理屋の娘である教え子(夫は教師)と一緒に料理を学んでいくストーリーです。子供が天真爛漫としたキャラなので、暗くなりすぎない展開になってます。しかし、たまに母が恋しくなる一面にうるっとくる話です。材料は話の最後にキチンと描かれているのも良いと思いました。二重に楽しめる漫画です。

教師の仕事と子育てを男一人でどうにかしようとしたら、やはり食事は手抜きになる。今はお手軽コンビニ あるし(￣▽￣;)、しかし！これじゃダメだと走る父の姿は不器用でも必死の愛情を感じさせる。無敵のヒーローは登場しない。何か足りない今を一生懸命どうにかしようとする出会いがキュンキュンきます。

メシを誰かと楽しむのはいいもんだな。

あまり私には面白くなかったです。子供はかわいいんですけどなんつうか職場のごたごたが嫌。　　　　こんなかわいい表紙でこんなことしなくてもなあ。アフタは良い作品が多く品質が高い事で有名ですがこれはちょっと。厳しめではなく順当に★を付けさせて頂きました。参考になれば幸いです。

うーん、やっと一巻読み終えたんですけど、何か普通です。絵がいまいち好きになれなくて、つむぎちゃんとかことりちゃんとか女の子が可愛いと思えなくて(普通ならこの娘のためにがんばろうって思えるような可愛い女の子たちだったりしません？)。料理マンガも、ホームドラママンガも、教師と教え子のほのかな恋心めいた描写もありがちじゃないですか。各話の終わりにレシピが出てるのはちょっとありがたいけど、それもちょっとよくあるメニューだし・・・(土鍋で炊くご飯は勉強になりました)。５チケ払って続き読もうって勢いが湧いてこないです。

一言で表すなら、「面白い」です。さまざまな感情や人間関係が詰まっています。妻を失った父が子どものために頑張るし、子どもも子どもなりにすごく考えているのが伝わってくる物語。食べるという行為を通じて、親子関係や成長を綴っている物語で、これ作ってみたい！というのに合わせ、食って（料理あわせて）本当に大切な行為なんだって実感させてくれる、じんと心にしみる作品です。ただ、はっきりとした人物の関係変化があるわけではないので、物語としてどこに向かうのか終着点を求めてしまうともやっとします。先が見えないというか。ホームドラマで終わるなら、延々と５チケット払い続けるのは高く感じちゃいます。

お料理をしたくなりました。家族のために美味しいご飯を作るって素敵です。外食やチルドの食品が充実しててもやっぱりお家ご飯だなって思いました。