レビュー一覧

登場人物の心理がビシビシと伝わってきます。あり得ないような展開なのに読んでいて心が掴まれました。なにより絵がものすごくお上手で場面に説得力があり読んでいてとても気持ちよかったです。雪をはじめ登場人物たちの思いは作者の想いと強く重なっているんだろうと想像しました。

羅川真里茂さんは、少年漫画的要素と、少女漫画の要素がミックスした作風の方だと感じます。この作品でも、仲間に支えられて成長し、ライバルと戦う主人公には、少年漫画的なワクワク感があり、挫折しながら葛藤する姿には少女漫画のような繊細さを感じます。今のところレビューは少ないですが、買って後悔しない面白さです！もっと売れていいはず！

無名の天才が世に出て知名度を上げ、奇跡のような活躍をするよくあるサクセスストーリー。と思って読んでいましたが、流石羅川先生の作品だなぁという作品です。ただ主人公凄い！で終わらず、主人公の葛藤がとても引き込まれました。

話の展開が早くて、どんどんと読めてしまう。それでいて重層的で、伏線と回収が絶妙。三味線はあまりよく知らないが、そういう読者に対しても、つい聞いてみたくなるような漫画。

題材は面白い。でもキャラに魅力が足りずにのめり込めなかった。

ユナさんがヒロインだと思ってたのでくっつかなくて残念でした。

音楽系の漫画好きで読んでましたが、最初は面白かったのですが中盤からだれてきて、読んでいません。主人公の成長(活躍)が、遅すぎる！

学生時代から作者のファンなので読み始めました。津軽三味線の知識が無くても、きちんとそれを読者に理解させながらストーリーがすすむので、広く音楽モノとして楽しめます。人間ドラマとしても申し分なく、星が5個では足りません。オススメです。

羅川さんの作品って熱量が多くて、読み終わるとちょっとのぼせるくらいです。紙で平面なはずなのにまるでその場に云わせた様な、不思議な気持ちになります。そしてメンズが本当にかっこいい。内面がね、外もだけど。久しぶりに読みましたが、やっぱり好きだなーと思いました。今どきの綺麗な男子もいいけど、汗臭くて男を感じるのも好きです。

天才的な才能が開花する的なストーリーの物はいろいろあるけど、三味線を題材にした漫画は面白い。