レビュー一覧

面白かったー！でも話が途中のまま終わってる？これから続きが出るのかなぁと思いブログを拝見したところ、原稿料が出ませんが描いて下さい(丸っきりタダ働き)と出版社？編集者？から言われたそうで、ビックリしました。それじゃあ続きが出るわけないなー、と思いました。ペンもインクも紙もタダじゃないし、作家さんだって生活があるからです。実際、この「すでに配信されているキアラ」のギャラも１円も受け取っていないそうで・・・。唖然呆然って感じです・・・。私が買った210円はどこに行くの？こんなに面白いマンガを描いて下さった作家さんに、1円も行かないの？知らずに悪に加担してしまったようでやりきれない気持ちです。出来ることなら直接作家さんに210円渡して再度買いたいぐらいです。弱いものイジメもいい加減にしろ！と出版関係の人に言いたいです！そして、作家さんにはこんなタチの悪い出版者＆編集者とは縁を切って、違う出版社から新しく作品を描いてほしい！もっと大切にされていい！と伝えたいです。

このサイトで初めて知った作家さんです。絵もうまくすごーく丁寧に描き込まれたお仕事されてるので気になりブログまで探してみました。作家さんの生活大変そうで心配。描き込みの量に感動したので紙媒体でみたいコミックスを買おうと思います。私も絵を描くのでわかるのですが　上手い分いくらでも手の抜きようはどうとでもなる中手を抜かない真摯な仕事ぶりに涙…感銘を受けます。報われてほしい作家さんです。おすすめ！

レビュー評価が高かったため購入したのですが、本当に読み応えのある面白い作品でした！中世ヨーロッパ、ミステリー、ルネサンス期の絵画などがお好きな方に是非オススメしたいです。ただ二巻で、第一部完のような状態で未完の作品となっています。あまりに続きが気になったため作者のブログへ足を運んだのですが、漫画が掲載されていた雑誌が休刊となったため、作者も続編を描きたいと願いながらも描けない状況とのこと。数年後主人公が成長した姿で、恋愛模様を加えた続きの構想もすでに出来上がっているそうです。読みたい…心から読みたいです！続編の希望を込めつつ初めてレビューに投稿させていただきました。

久々に続きが気になる面白いマンガに出会えました。最近は絵は上手くても内容が薄っぺらいものもあったり、表紙のカバーの雰囲気に惹かれて買ってみたものの、中の絵は雑だわ内容は薄いわ……なんてハズレが多々あるなか、絵も内容も満足でした。キャラの衣裳も豊富で、甲冑なんかにしてもすごいな～としみじみ見てしまいました。絵画への知識にも、毎回ミステリー仕掛けに出来る技量にも驚かされました。チビデブという設定の主人公キアラですが、目がとても綺麗でとても可愛い女の子です。ギネヴィオへの好意を自覚している風なのが微笑ましいです今後がとても気になります。続編を期待する作品です。

非常にレベルの高い作品です！既にたくさんの方が高評価レビューされてますが、それに見合うだけの力量を持った作家さんだと思います。絵柄は古典的(昔の少女漫画風)で今っぽさはないかもしれませんが、綿密な絵の描写はもとより、とても丁寧に描かれており画力の高さや作品作りの真摯な姿勢に好感が持てます。続刊は期待できないけど面白いから買いたくなる、そこまで思わせる作品は昨今、珍しいのではないでしょうか。ミステリーや絵画ルネサンス期の設定など難しい題材をとてもうまく料理されてます。ミステリ系のサブカル漫画のような雰囲気ですが、いっそのこと青年漫画とかにこういう作品があればまた評価も違ったのでは？と思います。作品に見合った評価や知名度を受けていない不遇の名作。制作時に評価されず、後年になって人気が出る芸術作品などがありますがそれと似た印象を抱いてしまいました。ミステリーや時代考証、設定に力を入れた骨太の作品が読みたい人には是非おすめします。これだけの中に厚みある漫画を描くのは苦労も半端じゃないだろうな…原作付き、原案や監修なしで作家1人で描き切っていることも純粋にすごいなと思いました。

他の方も書いていらっしゃいますが、本当に素晴らしい作品です。絵には好き嫌いもあるかもしれませんが、作品の時代（中世ローマ）に合っていますので、濃い系少女マンガを苦手とする方も、この機会に是非。二重三重にトリックや伏線が張られているにもかかわらず、最後には全ての謎が解ける一話完結形式で非常に読み易いです。しかも、楽しく絵画の基礎が勉強できます。オチとして、主人公のキアラと遠縁のイケメンとのコメディで締める、という王道なエンディングも安定感があります。大変に完成度の高い作品です。

16世紀後半（ルネサンス終わり頃）、イタリア・ローマで、由緒ある伯爵家の末娘として生を受けたキアラ。幼少時から絵画に対して非凡なる才能をみせ、まだ12歳なのに絵画修復師として活躍している少女です。そんな彼女と、護衛役のギネヴィオが、絵画修復の仕事を通じて事件に巻き込まれ、その謎を解いていくミステリー。なかなか読みごたえある作品で、著者の西洋美術に対する知識の豊富さ、歴史を踏まえたストーリーのうまさにびっくりしました。また絵柄も緻密であり、クォリティ高いと思います。著者プロフィールによると、5歳から絵を習うほどの絵画好きであり、こんな作品を生み出すのも納得できます。『怖い絵』など、絵画を読み解く本好きには、たまらない漫画ですね。また、主人公のキアラが美少女とは言えない、ちょっと太めの少女なのも、護衛のギネヴィオが美男子だけど性格超悪であるのも楽しい！

登場人物の人物像がはっきりしていてぶれないし、内容もミステリー感覚で解決に向かって事件が紐解かれていくのがとても面白いです。内容は一話ごとに違っており、その中で事件が起きてから解決までを描いています。今1巻を読んだところなので、続けて2巻目も読んでみようと思っています。

レビュー評価が高かったので読んでみましたけど、主人公キアラが折に触れて言う、『自分は天才だから』というセリフが途中から鼻につき、読みながら醒めてきてしまいました。彼女が自ら天才だと言い切っても納得出来るような場面が、序盤に少なかったからかも知れません。逆に、そのセリフをネタっぽく扱ってくれたら受け入れやすかった。絵柄も綺麗だし、時代考証や絵画に関する薀蓄もしっかりしていて内容的には面白かったんですが、そこだけが引っ掛かりました。でも続きが気になるから読み続けちゃうかも。

主人公のキアラが可愛い！構成もしっかりしているし、史実とファンタジーの混ざり具合がとても面白かったです。