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結婚式でアレッサンドロを置いて逃げたアレッシアのお話。彼女はアレッサンドロのいとこマッテオ(多くの女性の心を傷つけてきたルカの兄)を愛していたが、マッテオは恐るべき過去により強固に心を閉ざしていて愛を拒みます。複雑な人間模様の一端が分かりました。ヒーローの過去は犯罪者と言っても過言でないのにそれを知っても受け止めるヒロインの度量の広さと愛に救われます。

大スキャンダルを引き起こしたヒロインと彼女を、手放したヒーローは本当に惹かれあっているのか。最後まで疑問符がとれないまま、読み終わりました。生い立ちのトラウマの告白合戦につかれました。

お互いに惹かれあっていた2人。周囲の思惑に振り回されてます。それにしてもどちらの親も最悪。暴力振るうし強制するし。そりゃトラウマにもなるし妄想に逃げて辛い現実を忘れたくもなるわね。