レビュー一覧

昭和か大正の小説を読むような心地です。今の価値観と違い過ぎるところ、今に通ずる感覚。カレーライスはあの頃から皆好きなのね。男女は難しそうで、難しくない…直截的でない表現が、刺激にヘキエキしてるあなた、おもしろいですよ？

独特で面白い。兄弟の関係性がうまく描かれていて、あれはもやもや筆舌に尽くし難い。全体的に台詞に頼らない空気の描き方がよく、特に去っていった彼女の思いも、改めて読み返すと味わい深い。とはいえ、最後は良い感じにまとまっているのがよい。わっちゃんはもちろん、兄の奥さんには幸せになって欲しい。

この時代ものはそんなに好みではないのですが、絵も読みやすかったし、さらっと読めました。

時代背景が好きです。独特の雰囲気があって、面白かったです。

作者さんのなんとも言えない空気感が好きです。この本も、淡々と、でも人間が書かれていてしんみりとします。

結局のところみんなどうしたかったんだろう。何となく分かるけど曖昧。

ほのぼのして、いいストーリーでした。実際にこういう話は当時あったかも。

すきだけど辛いです。人間らしい話だと思う。ちょっとおもたい

大正の時代背景、市井の暮らしのノスタルジックな描写に、繊細な人間関係や心の機微がうまく溶け込んで素敵なお話でした。静かな表面の裏に情熱が隠れた大人の恋愛が楽しめます。

シンプルな絵に惹かれて読んでみたらあたりでした．腹違いの兄弟と２人に愛された女性のお話．嫡子として大事に育てられた弟が事故で片足を失い忘れ去られた様に離れで生涯を送っている所に家を継いだ妾腹の兄が，若い女の人を連れてきます．”わっちゃん”の暖かさと子供の様な素直さが可愛かった．この作家の作品がもっと読みたくなりました．