レビュー一覧

自分では経験できない内容なので、拝読させてもらいました。普段はBLしか買わないのですが。体を壊すくらい私は何かに打ち込んだことないので、ビックリしました。命を落とすくらい絵を描いていた。私には想像もつきません。壮絶すぎ。急に体が悪くなったのかと思ったら2年前からって、その間病院に行く発想がもとないうくらいの忙しさ。やらなきゃ、仕事を失うという心理状況。がむしゃらに満身創痍頑張った戦士なれの果てが、この経験なのかと、私は切なくなりました。が、だからこそ誰にもかけないマンガを一冊世にだせた。とんでもないワーカーホリックは世界中にいる。どうか体を大切にして、心を大切にしてほしい。この本は臨死体験を記した本ではない。大好きな絵を描く仕事を選び夢を叶えた女性が、仕事を続けて頑張り頑張り続けて、忙しさに体を壊し、心まで壊し1度命を落としてから、書かれたマンガ。病院に運ばれてからの体験記なのだが、その体験は、同じ症状を発祥している病気の患者の感覚を教えてくれてる。読んでよかった。私の日常に何がプラスされるわけではないが、私の心に何かがプラスされた。まず、こんなに頑張った人がいる。私、百分の一も頑張ってないから奮起した。そして、夢を叶えたのに、夢の上に立ち続けるという現実を知った。さて、私はどうやって生きようか。何を大切にして生きようか。

昨日の朝、また死にたいと思いました。その日の仕事で人を詐欺から救いました。生きてる意味あったと思いました。でも、その日の夜、また夫の側に行きたくなりました。今朝もずっと。でも、親のことが気になりレンタをスマホで。このマンガと出逢いました。生きてなければならない、と思いました。良かった…

病気、生、死。これらの重いテーマをごくシンプルな絵で表現しています。このシンプルさが逆に、複雑な絵のマンガよりもリアルな感覚を生んでいるように思います。その独特な表現に感銘を受けました。このような題材を書いた本は何冊もあると思いますが、こういったマンガは少ないのではないでしょうか? 読む前は、8チケットは高いと思いましたが、また読みたい内容だったので、後悔はしませんでした。色々と考えさせられました。

医療職なのですが、入院患者さんの側の目線での思いを少しでも知ることができてよかったです。わけのわからないことを言ったり、行動する患者さんも大勢いますが、思いやりを持って接しなきゃダメだと改めて思いました。

とても胸が締め付けられる内容でした。チケットも高いとは思いましたが、著者の人生を映し出したものです。高くはありませんでした。毎日何気なく生きている人、楽しさを見いだせない人、人生に絶望している人。健康な人、人生を楽しんでいる人。いろいろな方に読んでもらいたいなと思いました。今日過ごした一日は、誰かが生きたかった今日だと。それを知っているだけで充実した一日を過ごそうと考えられます。とてもリアルで怖かったです。

評価をマイナスにしたいくらいです。死の淵をさまよって感動の生還というものではな、自堕落かつ不摂生を続けたらこうなるぞという戒めとして読みました。しかし絵描きは皆不摂生だとか偏った意見や、全て自分の行いのせいにも関わらず何でこんな目にと言ったような感情が多々見られ不快になりました。また、この本の購入後ですが、二次創作名義の笹尾というTwitterアカウントで特定の人を集団で誹謗中傷し、その際「殴らないと生きている実感がない」と言ったような発言もされており愕然としました。この人は自ら招いた病気にも関わらず沢山の人に助けてもらい生還できたのに、他者への感謝や思いやりといったことが全く出来ない人なのだなと思いました。これからこの本を買おうと思っている方、特に持病をお持ちで闘病されている方、このような人のこのようなお粗末なお話はお金と時間の無駄なので購入しないことをオススメします。私は心の底から後悔しています。どうかこの先、この作者が他者への思いやりが出来るような人生を歩めるよう願うばかりです。作者のためではなく、被害者が増えないために。

命を削るように仕事をして、実際に一度命を失い、人生を取り戻していく物語。クリエイトする仕事は、クライアントにとって、誰でも出来るわけじゃないけれど、代わりはいくらでもいる世界。本当に厳しい世界で、でもそれしかできないから、追い立てられるように作るしかない。この本がヒットして、筆者が気持ちに余裕を持って新しい人生を穏やかに過ごせればと思います。

家族がいて親元に居なければこの方は亡くなっていたでしょう。それを考えると甘たっれた人間だと思います。親元を離れて兄弟もいなく、仕事のために心身を削り命落とす人も沢山居るでしょう。親兄弟に恵まれなかった人からした作者さんは運が良かったんだろうなと思います。周りの助けもあって繋いだ命、大切にしてください。少し羨ましいです。

生命力の強さに驚く。安易に感動的とは言い難い内容で、不摂生と引きこもり生活の果てを渾身で描いている。気になったのは病院で自身の絵を漫画絵と他者に卑下したこと。自信は謙遜として言ったとしても、「命懸けで描いて漫画絵」と思っているように、作品全体を通して見てそう受け取れた。その気持ちが根底にあるゆえにあの状態に至ったと思うので、その気持ちが今もどこかで変わってないなら表現を変えるのもひとつではと思う。他の絵はpixiv でしか拝見していないけれども、この漫画を見る限り、手と目の絵から伝わる情報の多さに実力を感じたので、自分の絵柄を受け入れるか勉強して進化させてほしいと思った。己の心と中身を熟成させることでしか自分の身を守ることはできないと思うので、他者との比較に気をとられて、自分の中心を見失わないように生きることで今後末永く表現者として逞しくあってほしい。せっかく蘇ったのだから。

作者が死の淵でさまよっていた様子がよくわかります。