レビュー一覧

泣きます。まず、表題作の流れが良い。至くんに感情移入してからのまさかの展開に、グイグイ引き込まれます。最後は、まぁそういう風になるだろうと思っててもウルっとくるからスゴイ。　　　　表題作＋おまけショート、短編１作が入ってます。短編は腕の良いテーラーと政治家の孫。時代背景の生き難さも身分差も全て好みだった。読んで損ナシ、お薦めします。

至が可哀想な子でした。実母の虐待で兄と離ればなれになり、好きな人には裏切られて交通事故で死んでしまう。こんなつらい話個人的に好きになれない。

凝り固まったものを切りひらいて解放してゆく話。ちゃんと最後に救いが用意されていてよかった。救いというか、乗り越えた成長か。短編も趣が異なるがまた良し。無期限にすればよかった。

至が幸せになれなかったことが、辛くてしかたないです…。絵柄も含め、好みの分かれるではないかと思います。

ストーリーも絵も嫌いじゃないんです。むしろほの暗い雰囲気とか一と先生の関係とかツボなんですが、全体的に読みにくい；；元々そうなのか電子書籍だからなのか、字が小さいんです。。肝心の至の手紙が読みづらくって、私はちょっと気が削がれました＾＾；

面白かった！中村明日美子さんのシリアスな作品が好きな人におすすめです。表題作ももう一作も、登場人物に個性があって良かったと思います。

作品を通してのほの暗い・・・（でも救いがないわけじゃない）雰囲気がとても好きです。暗闇の中に一筋の光があるような。サブキャラの美作さんがいいキャラすぎます。個人的には、短編の仕立て屋とお坊ちゃんの話のほうが好きでした。

絵が雑すぎて読むのが疲れました。ストーリーも私には合わなくて…残念です。

まさに作者渾身の一作でしょう！しかもデビュー作とは！確かに痛くて辛い物語。でも最後に救いを忘れない。至は可哀想だったかもしれないけど、ある意味全員救われてる、優しいお話だと思いました。「迷うときには正しい地図を凍えるときには温もりを」・・・。心に響く言葉を紡ぐ作者の今後に期待です。

病んでる。。救いがないくらい病んでいました。最後のその後のお話だけが優しいおはなしだったけどその前でずぅっと病んでいたため心が疲れましたorz　もう少しはやくその色を作品に添えてくださったなら…、とても惜しいです。サンプル部分と最後のその後のお話あたりは絵も雰囲気も好きだったので、もう少しポジティブで愛情深いものを題材にした作品を渇望いたします。作品としては☆３つですが作者さんは気に入りましたので今後要チェックしていきます。