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昭和40年代の漫画の王道だと思います。今現代の立体的で完璧な絵柄、ストーリー、エンターテイメント主体の漫画に比べると、この頃の漫画って確かに絵柄、コマの進め方、台詞、ストーリー、どれをとっても未熟、未完成かもしれない。でもその分作家さんの漫画にかける情熱、エネルギーがハンパじゃなかった。それが作品全体を通して伝わるからつっこみ所は多くても読者はその漫画の持つパワーに押し切られて読ませられてしまうんですよね。この漫画は短編集ですが、SF仕立ての表題の’銀色の王子’が好きです。あの頃の漫画家さんの大半がそうだったようにこの作家さんも手塚治虫マンガが好きで若干その影響を受けているなあ・・・と思いました。今現代のマンガしか読んだこと無い若い人達には、こういう漫画は逆に新鮮に感じるか、それか何がなんだかわけが分からないのどちらかになるんじゃないでしょうか・・・・

古すぎてちょっと読み辛かったです。もう少し整理されてるといいんだけど。

子供時代の少女漫画の王道・・・懐かしくなって読みました。時代を感じさせますが、楽しむことができました。