レビュー一覧

これから読まれる方、ご注意ください。表題作は、いわゆる「BL的ハッピーエンド」ではありません。話としてはこうなるべきだと思うし、展開にも文句はないし、ミゥさんが「自分的にはハッピーエンドです」と仰るのも納得なんですが・・・お話としては素敵、でも私はBLに甘々ラブラブなハピエンを求めてしまうのでモヤモヤが残りました。その他の短編もいつものミゥさんよりラブ度が低かったです。

表題作、すごく切なかった。無意識のうちに作り出してしまった「慧」は幻想？でも惹かれ、焦がれずにはいられなかった、それに気付き、体を重ね「慧」を汚すことに耐えられず「消えろ！」って叫んだ聡嗣の心情が、胸に迫って来るようでキュンとなりました。作者さんの淡くて儚いタッチの絵も相まって、本当に美しい作品だと思いました。

なんて切ない。てか、ソコで終わっちゃうの？(T_T)最初から最後まで切なかった。短編も何話か入っていますが、どれも結ばれたのかどうなのか…フワフワした感じで終わってます。エロは汁だくですが、数はあまりありません。表題作くらい。全部が全部切な過ぎたので★4つ。慧の正体は一体なんだったのか…。

大槻ミゥさんの受けは相変わらず女性っぽい可愛らしさなので苦手な方は遠慮なされた方がよろしいです。いつもは可愛くて、エロくてハッピーエンドで幸せ気分を分けてもらう感じのお話が多いように思うのですが、今回のはなんだか不完全燃焼というかこれからなの？えっ？みたいな感じで終わるものが多いです。エロもあることにはあるけど、大槻さんのほかの作品に比べると少なめ？というかモヤモヤ感が非常に残ったように感じたのは気のせいじゃないような。幸せ度が低いのかな？表題作以外に３作短編が入ってますがやっぱりなんだか物足りない。今回は４８時間でもよかったんじゃないかなと不満が募っちゃいました。

この作家さんの絵柄が好きで借りました。「ゲシュタルト」（ドイツ語：形態、姿の意）というからには「ゲシュタルト崩壊」のニュアンスなんだろうかと思いながら読みました。どの話も不完全燃気味で、特に1話目の「慧」君の話は、なんじゃそりゃ！と突っ込んでしまいました。必ずしもハッピーエンドである必要はないですが、「謎」というよりなんとなく放り出しただけのような展開に、やや雑な印象を受けました。48Hで良かったのになという感じです。

作者買い。表題作の結末がなんだかなぁって感じ。結局なんだったんだ！！と本を叩きつけたい衝動に駆られる(笑)あとがきで作者さんが同じ慧だったと書いてあるけど、ゲシュタルトで快楽までリアルに感じられるものなの？まぁ、好きが精神的に追い詰めていたとしても、やっぱりなんだかなぁって感想です。

学生のお話です。エロもあるのにBLはなぜ純粋だと思えるのか、そう感じさせる作品ばかりでした。続きが読みたくなります。

絵は綺麗だし読みやすいです代表作とカプでしたが、代表作ちょっと意味わからなかった

ファンタジーなのかホラーなのかよくわかりませんでした。

表題作が謎で結局なんだったのかよく分かりません…。短編集で他の作品も入っていますが、全体的に不完全燃焼でモヤモヤが残る作品ばかりでした。