レビュー一覧

こちらの2作目もとても よかったです。霊能者？うさんくさっ！て思わずに読んでみてはと思います。描いている ひわときこさんが やはりとても上手いです。ひわときこさんの体験談も載ってます。どの 作品も 心に響きました。ひわさんの体験談は なかなか怖いです。ひわさん、音羽さん お身体が健やかでありますように。編集者の方も。

作者は実話として描いておられますが、わたしはフィクションと思って読んでいます。死者の霊が実在するかどうかという問題以前に、一作目でイグアナをベッドの上でだっこしてスキンシップする主人公に「あり得ない！」と思ったからです。は虫類とのコミュニケーションはこんなものじゃないですよ。それはともかく、ストーリーは一作目もこの作品も素敵です。Episode 1「深淵からの警告」では「時を超えた激しい愛」ということばに感動し、Episode 5「祈りの代償」では、誰のために何を祈るかが大切、と考えさせられました。

心霊もので怖いものを求めている人には怖くないものですが、人を呪ったりで自分に業が返って来た人の身体的な症状を描くのが上手ですので、そういった部分でぞわっとします。絵がとても綺麗で、マリアさんの描写が特に透明感があるので、マリアさんの相談者への説得などが癒しもあるなと呼んだまま納得してしまうぐらいです。寺尾玲子さんや斎さんシリーズがお好きな人には、すこし、ズバッと来ない所があるので未消化に感じるかもしれませんが、心霊ものの読み物としては面白かったですね。

なんだか、人間の無神経さや自分をかえりみない（自分も含め）事がなんだか耳の痛い内容でしたが、これはまずいな〜って考えられる漫画でした。

心霊トラブルに巻き込まれるさまざまな依頼案件をマリアさんが解決していくお話ですが、絵がきれいでかわいいので、ホラーとしての怖さはあまりありません。闇雲に見えないもののせいにするのではなく、そこにはきちんと理由があり、人としてあるべき姿勢を一緒に模索するストーリーがとても深く、面白いです。いろいろと考えさせられます。

自分の生き方や心のあり様を見つめ直す機会になりました。悪いものを引き付けないためには、まず自分の生活を心身ともに整えることが大事ということがわかりました。

色々考えさせられる事が多いです。毎日お部屋だけじゃなく、心も身体もきれいにしようと、いつも読み終わると、思います。毎日を大切にしたいです。

お墓は本宅、仏壇は別荘…なるほど…。土地も大事なのですね。毎回、楽しみにしています。シリーズ、できる限り続けて欲しいです。

霊が題材ではありますが、人として根幹の部分、生き方、魂の在り方を意識させられるお話でした。

私が幼い頃お化けを怖がると、祖母が「人間が一番怖いんじゃ。」とよく言っていました。祖母の年齢に近くなり本当にそうだと思います。感謝と懺悔と覚悟を忘れずにいたいです。どれも満足に出来た試しはないですが。「我慢じゃなくて、覚悟なの。」深いセリフです。心が洗われました。有難うございました。