表題作を子供の頃に読みました。なんとなくひっかかるものが残っていたので今回読み返してみたら、全然主人公の母親に共感できなくてアハハ(^.^;愛情深く包容力があり、未婚の母となったけれど相手の男を許してる優しい女性のように描かれてるけどこれのどこにそんな要素がー!?特攻前夜の極限状態にある男を精神的に追い込んで抱かせただけじゃん、そういうの愛とは言わんわな！実際相手の男はこの母親にこれっぽっちも情を持っていないわな！愛してるのは妻子だけでな！そんな浅い関係なのに夫婦のように振るまい、息子に墓参りまでさせてしまうシーンがホラー。キモい。怖い。それと相手の男は地獄にはいないと思う。会いたくもないと思う。自己愛の女ちょーこえー。「無縁坂」の曲には罪はないので星ふたつで。

この作者の短編集は1チケットであまりハズレはありません。ショートショートや長編に比べるとやや物足りなくはありますが十分です。

歌の歌詞にあったストーリーで、なんだか切なくなる物語ばかりです。里中満智子さんの漫画が好きなので、とても満足しています。

里中先生のこの作品、何十年ぶりに読みました。やはり重厚で読み終わって何か心に訴えかけられるような、そんな思いがしました。私も母子家庭で育ちました。あの時代の母子家庭は本当に貧しくて、身の周りには理不尽なことがおおくて。苦労しながらも懸命に生き、働き続けた亡き母の横顔を思い出しました。そんな時代背景を見事に描写する里中先生はやはり第一人者です。久しぶりに読み返せて嬉しかったです。

昭和時代のヒット曲『無縁坂』『禁じられた遊び』『古いお寺にただひとり』『忘れな草をあなたに』をモチーフに描かれた短編集です。ストーリー・美しい絵柄、昭和50年代の里中満智子が堪能できます。お好きな方にはぜひおすすめしたい作品です。

大昔に読んだ里中先生の作品集です。最後の作品が良かったです。

里中まちこさんは天上の虹ぐらいしか知らなかったんですがこういった短編も書いていたんですね。おもしろかったです

婚約者がいながら、旅先で出会った不治の病の青年を好きになった女性がお話が一番印象に残りました。

曲になぞらえた短編集です。共感ができたのは2話目と4話目かな。表題作は主人公の両親がどちらも身勝手な印象で話に共感できませんでした。

昭和の感じが懐かしい女のコが重いところも、定番で納得