レビュー一覧

マリーザの中からアンナがでていったのは、マリーザの彼への愛というよりは、アンナがパウロの愛に気がついたからこそで、そこに涙しました。

大人でもそこそこ楽しめる、無難な読み切り作品です。

蝶の記憶は以前、冊子で読んだことがありました。電子版になったので、読み返して懐かしくなりました。面白かったです。

表題作は、少しだけホラー要素があります。母が幸せになれなかった分、娘が幸せをつかんで希望に満ちた人生を送れることが予想できる結果になり、心が温かくなりました。

さすがの里中先生絵がキレイで話もメリハリがありおもしろかったです。

ストーリーが良く飽きずにワクワクしながら読めました。が、結末があり来たりでアッサリしていたのがちょっと残念。しかし当時の少女マンガの定番の終わり方ですので当然（笑）ハッピーエンドで良かったと言う事で。

中学生の頃に読んでいた少女漫画を彷彿とさせる、懐かしく、ひねりが複雑ではないけれど、読後感の良い作品です。

ストーリーは普通でした。娘に魂が残っていたという設定にしては、あっさりしすぎていてそれで終わり？という感じです。二話目はまったく面白くなかったです。

幼いときに読んだ感動を思い出しました。そして何十年前と変わらぬ感動。里中先生はやはり天才ですね。絵柄もストーリーも展開も、時代が変わっても、受け入れられ感動を与える。すごいです

表題作は、土地の領主にもてあそばれたと知り、絶望の中で出産して死んだヒロインが娘の中に二重人格として蘇るお話です。ホラーというよりは、人間ドラマとして読み応えがあります。結末はあっさりしていますが、読後感は良い作品です。